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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic1-G移ろいゆく季節〜Elder sister〜
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ます。カウント50! ・・・3、2、1、今!』
今、を合図にカウント数を50秒に設定。あたしとクラリスはカツラを外して防護服へと変身。そして“フレイムアイズ”をファルシオンフォームで起動させる。クラリスは方天戟型アームドデバイス・“シュトルムシュタール”を起動。刺突用の穂先の左右には三日月の形をした刃――月牙が2つ付いてる。石突には鋲がズラリと並んだ六角柱の棍棒。斬って良し、突いて良し、薙いで良し、殴って良しの近接戦特化のデバイスだ。
「ウンテンフォルム」
クラリスは“シュトルムシュタール”を下半分である棍棒だけの形態へと変形させた。フルサイズだけで2mちょいもあるからね。屋内戦の場合、槍部分だけのオーベンフォルムか、棍部分のウンテンフォルムのどちらかにする。そうすることでデバイスが内装に引っ掛からないようにするのよね。
『バニングス、ヴィルシュテッター、スタンバイ』
本部に連絡を入れる。あとはカウントが終わるのを待つだけ。静かに時間が過ぎるのを待って、あたしとクラリスの間に展開されてるカウントを刻むモニターに表示された秒数が10秒を切り、「3、2、1・・・!」そして0となったその瞬間、ガシャァン!と上階から窓ガラスが一斉に割れる音が聞こえてきた。
(まずは両フロアに向けて催涙ガス弾を撃ち込む)
本局技術部の特製だからその効果は折り紙つき。本部から『マンションより飛び出した敵空戦魔導師6名を視認! 航空隊は追撃を!』そう連絡が入った。催涙ガスの効果から逃れようとした連中はまず間違いなく外へと飛び出す。敵空戦魔導師が空に上がるのは作戦の内。シグナムたち航空隊が潰す。
『陸戦魔導師3名を視認! スナイパー班、撃ちます!』
敵陸戦魔導師は愚かにも普通に出口から脱出したようで、周辺のビルからの狙撃できっと全滅されるでしょうね。残り3人はどっから逃げるかしら。そう考えた直後、ドッカーン!と天井が爆発を起こして崩れ落ちてきた。
「ホントに床を壊して階下に降りてくるなんて。シトロエン捜査主任の読みは良く当たる」
「同意するけど、今はそんなこと言ってないでブッ倒すわよ!」
「おー!」
「え?」
「ここにも局員が・・・!」
「くそが・・・!」
床をぶち抜いて降りて来たのは残りの3人。デバイスは一般的な杖型のストレージ。連中があたし達に気付いてデバイスを向けてくるけど、「遅いわよ!」あたしはすでに連中の懐にまで飛び込んだ後。
「はいっ、はいっ、はいっ!」
あたしは“フレイムアイズ”を振るって、連中が握ってるデバイスをその手から弾き飛ばしてやったわ。あたしとしてはこの程度のことは特別じゃないんだけど、「速ぇ・・・!」連中からしてみれば早技らしい。でもま、これであたしの仕事は
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