暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic1-G移ろいゆく季節〜Elder sister〜
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てるヴァイスに、「ナイスファイト」そう言うことしか出来なかった。
「ち、ちなみに断られた理由、聞いてもいいっすか? 外見とかがダメなんすかね・・・?」
「私は外見で人の好き嫌いはせん。それにヴァイス、お前の外見は良い方だと思うぞ。内面も悪くはないと思う。私個人の見解だがな。魔導師としての腕もあり、優秀な部類だろう」
「姐さん・・・。俺、もう・・・それだけで十分っすよ」
「結構良い評価ね。シグナムがそう言うくらいだから、ヴァイス一士は良い人だってことは理解したわ。で? それなのに、どうしてダメなわけ?」
思いの他高評価を出したシグナムにちょっと驚きだわ。でもだからこそダメなのかを知りたい。
「私は主はやての騎士だ。この身も心もあの方に全て捧げた。私の幸せは、主はやてのお側に居続けること。それ以上のものは無いだろう。ゆえに、誰かと付き合うといった恋愛は無用なのだ。すまんな、ヴァイス。私は、お前とは男女の関係にはなれん」
「い、いえ! 誤魔化すことなくハッキリと答えてくれて良かったっす! ありがとうっした!」
なんか予想通りの返答だった。本当にシグナム達ははやて第一主義よね。まぁ、はやてと出会うまでの生き方からすればしょうがないけどさ。
とまぁ、そんなやり取りをした後であたし達は隊舎から出動。捜査車両6台で別々のルートを通って現場近くまで行って、あたしたち第211部隊の捜査官はマンション周辺の路上や喫茶店などから監視するんだけど・・・
「まさかマンションの中に配置されるとは思わなかったわ・・・」
「それほど私たちが頼られてる証拠」
あたしとクラリスは高ランク魔導師と騎士っていうことで、まさかのマンション内に配置された。
『構成員たちが拠点にしているのは10、11階の2フロアとなる。カーテンが閉められているため室内は確認できないが、サーモグラフィで17人居ることが確認できた。10階に10人、11階に7人。捜査してきた中でミラ地方に陣取るメンバーの同数と判明』
しかも被疑者が一番多く居るフロアの真下、9階の部屋だ。で、シグナムたち航空隊員は周辺のビルの屋上に潜んでるし、航空隊のスナイパー組(航空隊所属だからって全員が空戦魔導師じゃないのよね)も周辺のビルから狙ってる。
『各地の陸士隊の突入準備が整うまでは各員、待機せよ』
一斉に検挙しないと組織内で連絡が回って、何を仕出かすか判らない。どうせ碌でもないことに決まってるでしょうけど。そうならないようにタイミングを合わせる。これまで検挙できるチャンスがあったのに、それを不意にまでして今日まで待ってきた。全ては徹底的に連中を捻り潰すため。
『皆、お待たせしました。各地方の陸士隊も準備が整ったとのことです。それでは時間合わせを行い
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