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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic1-G移ろいゆく季節〜Elder sister〜
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った憶えないんだけど?」似合ってないとは言ってないわよ。というか、「姐さんなんて呼ばせてんの? シグナム」その呼び名に驚いた。

「いや。私が呼ばせているわけではないぞ」

「俺が勝手にそう呼ばせてもらってるんすよ、バニングス陸曹。あ、自己紹介が遅れました。俺、ヴァイス・グランセニック一等陸士っす! 基本的にスナイパー担当で、時々ヘリパイロットを担当してます! んで、こっちが・・・」

「ア、アルト・クラエッタ三等陸士です! 整備士をやってます! あの有名なチーム海鳴の方とお会いできて光栄です!」

「ありがとう。アリサ・バニングス陸曹よ。今日はよろしくね、ヴァイス一士、アルト三士」

「うすっ!」「はいっ!」

ヴァイスはなんかチャラそうだけど、陽気な兄ちゃんみたいな感じで好感が持てるわ。アルトは緊張からか顔を真っ赤にしてて、ちょっとイジリがいがある感じ。でもクラエッタってどっかで聞いた名前よね。どこでだったかしら。

「ヴァイスとアルトは、ヴィータやセレスが居た頃からの部下でな。ヴァイスの狙撃の腕は目を見張るものだ」

「そう言ってもらえると嬉しいっす! そんな姐さんのカッコ良さに惚れましてね。自然と姐さんって呼びたくなっちまったんすよ!」

「へぇ〜。シグナムに惚れた、ねぇ〜」

なによ、シグナムはシグナムでそう言った想いを向けられてるんじゃない。あたしはシグナムに近付いて「やるじゃない」って、シグナムのお腹を肘でつつく。すると「なんの話だ?」シグナムは小首を傾げた。

「まあまあ。あんたも一応は女の子なんだから、恋愛もしたって良いのよ? はやてはあたしが説得してあげるから。それにヴァイス一士も、応援してあげるわよ? 頑張んなさい」

今度はヴァイスの肩を叩こうとしたんだけど、かなり背が高くて無理だったから口にするだけに留めた。

「いや待て、アリサ。なにか勘違いをしているぞ」

「あー、惚れたっつっても恋愛とかじゃなくて憧れみたいなもんすから・・・。確かに姐さんは美人だし、すげぇ格好良いし、付き合えたら男冥利には尽きるんすけどね。なんつうか高嶺の花なんすよ。だから憧れていられるだけで十分つうか・・・」

「そうなの? ていうか、その言い回しって若干告白入ってるわよね」

「・・・・あ、いや、それは!」

ハッとしたヴァイスがうろたえ始めた。アルトが「先輩、ファイト!」なんて応援し始める。シグナムはただ黙って見守ってるだけ。

「〜〜〜っ! よっしゃ! 姐さん、好きだ! 付き合って下さい!」

「すまん」

「くはっ!?」

ヴァイスの告白に対して即答したシグナム。この流れに持ってったあたしとアルトは、ガックリ肩を落として「ほら見ろ。絶対こうなると思ったぜ」ブツブツ呟い
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