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ラインハルトを守ります!チート共には負けません!!
第十二話 お食事会なのです。
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もしれない。
結論を出すのはまだ早い。カロリーネ皇女殿下にお会いして、話し合ったところで決めてもいい。まだ早いのだ。まだ・・・・。
ノイエ・サンスーシ 自室
■ アレーナ・フォン・ランディール
あのカロリーネ皇女殿下とアルフレート・ミハイル・フォン・バウムガルデンがいよいよ対面ね。これであの二人はどっちもお互いが転生者だということを知るわけね。グリンメルスハウゼン子爵閣下経由で聞いた情報だと、カロリーネ皇女殿下の方は、バウムガルデン公爵とリヒテンラーデ侯爵を取り込んで、バウムガルデン・リヒテンラーデ枢軸体制を作っていよいよ改革に乗り出そうとしているわけね。
ところがどっこい、残念ながらそうはいかないんだな。あんたたちだけが転生者ならそうできたかもしれないけれど、なにしろこっちも転生者で親ラインハルト派なんだもの。色々と邪魔立てさせてもらうわ。
さっきお茶会に行く前に、サビーネとエリザベート経由でブラウンシュヴァイクさんとリッテンハイムさんに情報流しちゃった。
曰く――。
カロリーネ皇女殿下は実は稀代の切れ者ですって。エル・ファシル星域に艦隊を配置させたのも、女子士官学校の設立に意欲的だったのも実は皇女殿下なんですって。後、バウムガルデンの坊やを許したのも、バウムガルデン・リヒテンラーデ枢軸体制を築いて、ブラウンシュヴァイクさん、リッテンハイムさんを締め出そうとしているからなんですって。
これをきいたブラウンシュヴァイクさんとリッテンハイムさんの反応は言うまでもなかったわ。もう烈火烈火烈火のごとし。今に横やりが入るわよ〜。はっはっは!!どうだ、ザマぁ見ろ!!チート共!!
ブラウンシュヴァイク邸――。
ここにブラウンシュヴァイク家始まって以来ともいうべき珍事が起こっていた。本来であれば政敵であるブラウンシュヴァイクの家に、リッテンハイム侯爵自らがお忍びで来ていたからである。これはアレーナの流した情報がサビーネ、エリザベート経由でもたらされたからに他ならないことは言うまでもない。
ブラウンシュヴァイクは、その豪奢をこらした居間にリッテンハイム侯爵を招き入れた。もっとも、ブラウンシュヴァイクの方ではあまり豪奢すぎてかえってリッテンハイム侯爵に恥辱を与えてしまうことを考慮して、調度品を適当に減らしておいたのである。またリッテンハイム侯爵の方でも、必要以上にしゃちほこばったり、堅苦しい態度をとれば、かえってブラウンシュヴァイクに不快感を与えるのではないかと考慮し、フランクな態度で臨んできたのである。
原作では犬猿の仲だった二人が手を組んだ。それほどバウムガルデン・リヒテンラーデ侯爵の枢軸体制の話は、二人にとって脅威だったのである。原作と違うところは、バウムガルデン・リヒテンラーデ
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