外伝〜祝賀会の夜〜中篇
[4/14]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
「ウィルさん、セラウィさん、エリザスレインさん。ご無沙汰してます。」
「やあ。君も挨拶回りかい?」
「はい。……その言い方だとウィルさん達も?」
ウィルに尋ねられたヨシュアは頷いてウィル達を見て尋ねた。
「ええ。リベールもそうですが、カルバード、エレボニアとも今後はメンフィルと通じで付き合って行くことになるでしょう。私達は挨拶を一通り終わらせてようやく、食事を始めた所ですよ。」
「……ま、挨拶回りの時、私の存在を見て驚き、”天使”の私がなんで”人間”の警護をしているかの疑問に答えるのは面倒だったけどね。」
「ご苦労様です。……ウィルさん達はやはり故郷に帰るんですか?」
セラウィとエリザスレインの答えを聞いたヨシュアは頷いた後、ウィル達に尋ねた。
「ああ。本当はもっと導力技術を学びたい所だけど、俺は”領主”だからそんなに長い間ユイドラを空けられないしね。本格的な技術は他の工匠やセティ達に学んで来てもらうつもりだよ。」
「セティ……前に話に聞きましたが確かウィルさん達のご息女でしたっけ?」
ウィルの答えを聞いたヨシュアは考え込んだ後、尋ねた
「ええ。私とウィルの愛娘のセルヴァンティティ――セティ……他にはシャルティの娘のシャマーラ、メロディアーナの娘のエリナも腹違いですが私にとって可愛い娘達ですよ。」
「近い内セティ達にはこちらの世界に来てもらって、大使館でこちらの世界の常識を学んで貰った後ある都市の警備機構が数か月後に立ち上げるという部署で色々学んでもらうつもりだ。遊撃士のサポートも考えたけど、遊撃士とはまた違った視点で学ぶのもいいしね……もしよければ、3人に出会ったら、気にかけてやってくれないかな?」
「それは構いませんが、ある都市とはどこですか?”警備機構”という言い方からして、王国中の都市ではないでしょうが……」
「………クロスベル市の”警察”が立ち上げる”特務支援課”。リウイの正妃のイリーナさんの祖父――ヘンリー市長を通じて、そちらの部署のサポートを3人ができるように手配してもらったよ。」
「クロスベルの”特務支援課”………わかりました。仕事でクロスベルに行って、3人に出会い、困っている時があれば、力になります。」
「ええ、お願いします。」
そしてヨシュアは次の人物――ジンに話しかけた。
「おう、ヨシュアか。」
「……ジンさん。復興作業にも力をお借りしてしまいましたね。本当に助かりました。」
「はっはっは。いいって事よ。これも遊撃士としての仕事の一つだからな。……だが、俺もそろそろ国に帰るとするか。共和国の内政も決して安定してるとは言えんからなぁ……それにヴァルターを師匠の墓の近くに
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ