第42話信じらんねぇ・・・
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・・・まあ話が早くて助かるけどよ、どういう事なのかオレの頭に分かるように教えてくれるか?大天才殿、いや・・・
総務省仮想課の若き天才新人さん?」
龍星はSAO事件の最中、イギリスのケンブリッジ大学を卒業し、総務省の人間になっていた。そして《SAO事件対策本部》なる団体に加入した。まあ、ほとんどの役人が全くと言っていいほど何も出来なかったらしいが、龍星がSAOサーバーにハッキングという離れ業をやってのけたので度肝を抜かれたそうだ。
総務省の人間なら《ナーヴギア》の回収、処分も担当しているから、オレのSAOのキャラデータが入ったメモリーカードも《ナーヴギア》もろともスクラップになってるはずなんだけどーーー
「・・・総務省仮想課は、昔茅場博士の研究室にいた須郷伸之にマークをかけていた。でも突然SAOプレイヤー達が現実世界に覚醒したので、須郷のマークを疎かにしてしまっていた」
「アイツか・・・」
須郷伸之ーーー現実に目覚めていないアスナさんと結婚しようと企んでいるゲスの極み野郎。どうやら奴は昔茅場晶彦のフルダイブ研究のチームに在籍していたらしく、SAO事件に絡んでいるのではないかとマークをしていたが、オレがSAO事件を終わらせて全プレイヤーがログアウトしたため、とてつもなく忙しくなりてんやわんやだったそうだ。
「ところで、そのメモリーカードは何処で手に入れたの?」
「何処でって・・・須郷の部下の人に貰ったんだよ」
突然須郷伸之の話からメモリーカードの話になった。まあオレが聞きたかったのはその話だから別にいいんだけどーーー
「その部下の人、性別は?なんて名前?」
「えーっと・・・橘雪乃って女の人だった」
「やっぱりもう接触済みだったか」
「知ってるのか!?」
龍星の奴、橘さんを知ってるのか?どうして須郷の部下と知り合いなんだ?
「そりゃ知ってるよ。彼女は須郷の部下として総務省仮想課から潜入捜査をしてる役人だよ。須郷に顔が割れてないのがユッキーしかいなかったんだ」
「総務省!?潜入!?ユッキー!?」
ちょっと待ってほしい。総務省から潜入してるって事は橘さんはーーー同僚って事か?いや、だからといってユッキーってなんだ?それが一番気になるーーー
「随分橘さんと親しいんだな・・・」
「親しいも何も・・・
ユッキーはボクの奥さんだから」
「・・・はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
奥さん!?龍星の!?嘘だろ!?確かに法律上、龍星は二十歳そこそこだから
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