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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第15話
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ナに尋ねた。
「以前、レンがルーレに行った際に”ラインフォルトグループ”にハッキングを仕掛けて様々な情報を手に入れた際、その中に”機甲兵”の情報もあり、その情報をレンが本国に持ち帰った後本国で量産が開始されているんです。」
「なっ!?」
「…………………………」
「え、えっと……相変わらず凄いですね、レン姫って……アハハ……」
「もし貴族連合がメンフィル帝国軍とぶつかり合った際、アレがメンフィル帝国軍にある事に驚くでしょうね。」
サフィナの説明を聞いたリィンは驚き、マキアスは口をパクパクし、セレーネは冷や汗をかいて苦笑し、セリーヌは呆れた表情で呟き
「そりゃ、自分達が隠し持っていた”切り札”の情報が他国の軍に既に渡っている事に驚かない方がおかしいだろう……」
セリーヌの言葉を聞いたトヴァルは疲れた表情で指摘した。
「その”機甲兵”についてですが……レンが時折エレボニア帝国に対して仕掛けているハッキングで手に入れた情報を見る限り、貴族連合は新型の”機甲兵”を開発し続けています。目の前にある新型の機甲兵―――”ヘクトル”や”ケストレル”もその一部です。」
「なっ!?」
「し、新型の”機甲兵”!?」
「一体どのような機能を備えているのでしょうね……」
「……今後の事を考えると頭の痛くなる話ね。」
「ああ……というか、今の話を聞く限り、メンフィルはエレボニアと開戦する気満々じゃねえのか?”殲滅天使”の行為を咎める所か利用して、更にエレボニアの情報を手に入れ続けているみたいだしな。」
サフィナの話を聞いたリィン達がそれぞれの想いを抱えている中、トヴァルは真剣な表情でサフィナを見つめた。
「あ…………」
「「……………」」
トヴァルの指摘を聞いたセレーネは呆け、リィンとマキアスは複雑そうな表情をした。
「…………否定はしません。先日のエレボニア帝国の卑劣な行いに、リフィア殿下だけでなくシルヴァン陛下やリウイ陛下もエレボニア帝国に対して相当な怒りを抱いているそうですから。また、ユミル襲撃の件は既に本国中にも知れ渡り、その件を知った多くの民達がエレボニア帝国に対して怒りを抱いている話も聞いています。」
「そんな……!クッ、せめてあの時俺がもっと注意していれば、二人は誘拐されずにすんだのに……!」
「お兄様………」
「マズイな……メンフィルの民達が開戦ムードになりかけている事に加えて、よりにもよって皇帝と皇帝の跡継ぎがユミルの件を起こしたエレボニア帝国に対して怒りを抱いているから、開戦は避けられねぇかもしれねぇな……」
サフィナの答えを聞いて悔しそうな表情で拳を握りしめるリィンをセレーネは辛そうな表情で見つめ、トヴァ
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