第132話(終章終了)
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いを終わらせ、お主の過去を清算した上で新たな戦いか…………クックック………たえぎってくるの………!ここしばらくは戦いもなく、暇を持て余していたからな……)
セリカの言葉を聞いたハイシェラは不敵に笑っていた。
「………俺としては迷惑な事だが………俺達を襲う者は誰であろうと”生きていく”為に斬る。………それだけだ。」
(その時は我も存分に力を貸そうぞ、セリカ。)
「ああ。」
ハイシェラの念話にセリカが頷いたその時、ドアがノックされる音が聞こえてきた。
「ご主人様、入ってもよろしいでしょうか?」
「シュリか。別に構わん。」
「………失礼します。」
セリカの返事を聞いて部屋に入って来たのは茶色の髪と青い瞳を持つメイド姿の女性――セリカの第3使徒シュリ・レイツェンだった。
「昼食の準備ができました。」
「そうか。すぐに行く。」
シュリの言葉を聞いたセリカは頷いた。
「フフ………今日の昼食はレシェンテが頑張って作ったんです。マリーニャさんが味見をした所、美味しいって褒めていましたから、楽しみにしていて下さい。」
「レシェンテが………」
(クックック………女神の料理を口にする者等、世界広しといえどもお主だけであろうな、セリカ。)
シュリの言葉を聞いたセリカは若干驚いた表情をし、ハイシェラは口元に笑みを浮かべていた。
「………今のレシェンテは女神ではなく俺の”使徒”だ。」
(クク………わかっておる。ほれ、早く行け。他の者達も首を長くして待っておるだろうが。)
「わかっている。」
ハイシェラの言葉を聞いたセリカはシュリと共に食堂に向かった。
(………それにしても、さっき感じた事の中には誰かと再び出会う感じた気配も感じたが………何だったんだ………?)
(フム、もしかしたらお主が過去に出会ったもしくは契約した者達かもしれんな。何にしても、面白くなって来そうだの………!)
セリカの念話を聞いたハイシェラは答えた後、不敵に笑っていた。この時、後に懐かしい人物達との再会や予想外の人物達と出会う事になるとはセリカは気づかなかった。
――――リベル=アーク崩壊より半年後、リベル=アークよりある光の欠片が零れ落ちる―――
―――光の欠片はさまざまな出会いや奇跡を起こす―――
――――少女は2人の”王”と再び邂逅し、そして”世界の禁忌”ともついに邂逅する――――
―――覇王もまた再び、因縁の相手との再会を果たす。因縁の相手と再び再会した時の覇王の選択とは………そして聖王妃は何を望むか――――
――――”世界の禁忌”と邂逅した少女は何を思うか――――
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