第132話(終章終了)
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でも付いて行く。それが”パートナー”なんだから!」
驚いているヨシュアにエステルは答え、ミントは嬉しそうな表情で答えた。
「父さんやリウイ陛下以上って………また大きく出たね。」
「どうせなら目標は大きくよ。プリネ達の約束やこの神剣――”誓いの神剣”に誓ったセリカとサティアさんを再び会わせるという”誓い”もあるし、見たことのない土地を旅するのもすごく楽しみだし、後はリウイの正妃となったイリーナさんの口添えで今はメンフィルに留学しているけど、いずれクロスベルに帰るっていうエリィさんやエリィさんが契約している大天使――メヒーシャにも再び会ってたくさん話したいし………それに………」
苦笑しているヨシュアにエステルは胸を張って答えた後、ヨシュアの手を握った。
「エ、エステル?」
「そもそもあたしとヨシュアが一緒にいるのに理由なんて必要?」
「あ…………。…………………うん………そうだね。そんなもの………必要ないかな。」
「ミントは2人の娘なんだから、勿論ミントも一緒だよ、パパ!」
エステルの言葉を聞いて静かな笑みを浮かべているヨシュアのもう片方の手を握ったミントが可愛らしい微笑みを見せて言った。
「ハハ………確かにそうだね。」
ミントの言葉を聞いたヨシュアは苦笑した。
「でしょ?ほんとにヨシュアってば肝心なところで抜けているんだから。」
「はは………本当にそうだな。」
そしてエステルの言葉にもヨシュアは苦笑した。そしてヨシュアは決意の表情で2人を見て言った。
「――行こう、エステル、ミント。道はどこに通じているのか今はまだわからないけど………きっとその先に何か見えてくると思うから。」
「うん………!あたし達のペースで一歩一歩、歩いて行こうね!」
「出発進行〜!」
そしてエステル達は新たなる道を進み始めた。
〜レウィニア神権国・王都プレイア・セリカの屋敷〜
「……………!」
一方その頃、レウィニア神権国の王都――プレイアにある”神殺し”セリカ・シルフィルとその使徒達が住む屋敷の自室で夕焼けのような色を赤髪を持ち、海のような蒼い瞳を持ち女性と見間違うほどの美貌を持つ男性――”神殺し”セリカ・シルフィルは何かに気付いたかのように立ち上がって、窓の外を見た。
(どうしただの、セリカ?)
それを見たセリカの愛剣でありかつては”神”であるセリカの身体を狙って死闘をし続けた魔神であり、死闘の末セリカの愛剣となった”地の魔神”――ハイシェラはセリカに念話を送った。
「………誰かが俺を呼んだ気がした。それと新たな戦いの予感がした………それだけだ。」
(フム…………”七魔神”達との戦
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