第129話
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「お前だけは絶対に殺す!」
「余の妹を………我等マーシルン家の娘を毒牙にかけようとしたその罪………余自ら裁いてくれる!」
「あんただけは2度と転生しないよう、徹底的に斬ってあげるわ!」
「グラザ様とリウイ様。私が尊敬するお2人を裏切ったその罪、身を持って贖いなさい!」
さらにペテレーネ、エヴリーヌ、リフィア、カーリアン、ファーミシルスもリウイのようにすざましい闘気や魔力、怒気を纏ってケルヴァンを睨んだ!
「あたし達だってあんただけは絶対に許さないわ!」
「関係のない姉さんまで巻き込むなんて………絶対に許さないわ!」
「貴方だけは絶対に許さない………!」
「………斬る!」
そしてエステル、シェラザード、ヨシュア、レーヴェも怒りの表情でケルヴァンを睨んだ。
「やれやれ…………さすがにこの戦力差では勝てないな。なら、これを使わせてもらおう。」
それを見たケルヴァンは懐から何かの錠剤が入った瓶を取り出し、そして瓶の蓋を取って、瓶の中に入っている錠剤全てを飲んだ!
「クックック………人間も中々面白い物を作る。わいて来たぞ……叡智が!力が!”環”よ!この私に従え!」
錠剤を呑んだケルヴァンは凶悪な笑みを浮かべた後、近くに落ちてあったワイスマンの杖を拾って、杖を掲げた!するとケルヴァンの身体は変貌して、巨大化し、さらに先ほど戦ったワイスマンのようにいくつもの大きな翼や蛇のような尻尾がついていた!
「なんて霊圧…………!」
「………もはや”神”といってもおかしくない霊圧をしているわね……!」
変貌したケルヴァンがさらけ出す”気”にセラウィは驚き、エリザスレインは目を細めてケルヴァンを睨んだ。
(まさか奴が使った力って…………まあええ。それは俺の権限外やし、気にせんとこか。ただ、あの”薬”をどないして、手に入れたんやろ?まさか………”教団”の生き残りがおるんか?)
ケビンはケルヴァンが使った力に引っかかったが気にせず、ケルヴァンが呑んだ錠剤を見て、目を細めた。
「なっ………ケルヴァン、貴様!」
「さすがにその姿は笑えないわね………!」
「お前っ!!」
「よりにもよってグラザ様の姿を真似するなんて………!あんたって奴はどこまで腐りきっているのよ!!」
一方変貌したケルヴァンの姿を見たリウイ、カーリアン、エヴリーヌ、エステルは怒鳴ってケルヴァンを睨んだ。変貌したケルヴァンの姿――それはリウイの父、魔神グラザとよく似た姿だった!
「クックック……今の私はもはや”あの方”のように………いや、”あの方”以上の力を持ち、空の”神”となった!もはや貴様らごとき、私の敵ではない!」
変貌したケルヴァンは高々と叫んだ
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