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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第13話
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…………」
「実際今も様々な問題が起こっている話はお姉様も仰っていましたものね……」
「そしてそれら全てがエレボニア帝国の内戦が影響しているなんて、エレボニア帝国人として肩身が狭いよ……」
ベルモンの説明を聞いたリィンやセレーネ、マキアスは辛そうな表情をし
「………………リベールの遊撃士で思い出したが、エステル達は今、どうしているんだ?」
「あ……!」
「そう言えばエステルさん達はケルディック支部に常駐している遊撃士でしたね……」
トヴァルの質問を聞いたリィンとマキアスはそれぞれ目を丸くした。
「彼女達でしたらレグラム支部への応援の為に先日ケルディックを発ち、先程レグラム支部に到着したという報告がレグラム支部から来ました。」
「へっ!?」
「レグラムというとラウラさんの故郷でしたわよね?」
ベルモンの答えを聞いたリィンは驚き、セレーネは不思議そうな表情をし
「何でまたあんな辺境にいるのよ?あの娘達、遊撃士の中でも相当な腕利きでしょう?今の状況でそんな辺境にいるなんて、勿体ないと思うけど。」
「君な……少しはオブラートに包んだ言い方をしたらどうだ?」
セリーヌの指摘を聞いたマキアスは呆れた表情でセリーヌを見つめた。
「トヴァルさんがいなくなった事でエレボニア帝国領でも数少ないレグラム支部の遊撃士がいなくなりましたからね。その抜けた穴を補う為に少々惜しいですが、彼女達にレグラムに行ってもらったんです。」
「ハハ……あいつらにも借りができちまったな。……にしてもあいつら、レグラムまでどうやって行ったんだ?列車は今の状況だと無理だし、徒歩で行くにしてもバリアハートの検問を越える必要があるが。第一あいつら、以前バリアハートで大暴れをした事で、領邦軍からマークされているだろうに。」
ベルモンの説明を聞いたトヴァルは苦笑した後首を傾げた。
「既に皆さんもご存知かと思いますが、エステルさんは多くの異種族達と”契約”しています。そしてその中には飛行できる大型の魔獣がいますから、その魔獣に乗って空を飛んでバリアハートを通過したとの事です。」
「ええっ!?」
「まあ、領邦軍もまさか飛行する魔獣に乗って自分達の領地を通過するとは誰も想像していないでしょうね。」
「そ、そう言えばエステルさんが”契約”している異種族の中には飛行可能な大型の魔獣がいたな……」
「あ、ああ。確か、”カファルー”と呼んでいたな。」
「ハ、ハハ……相変わらず滅茶苦茶な奴だな。”反則”と言ってもおかしくねえんじゃねえか?そんな常識外れな方法……」
エステル達がバリアハートを越えた理由を聞いたセレーネは驚き、セリーヌは納得し、リィンとマキアスはそれぞれ表情
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