暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(SC篇)
第126話
[6/9]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
んな表情を浮かべるのだろう?ゾクゾクするとは思わないかね?」

「ふ、ふざけんじゃないわよっ!そんなことになったらヨシュアは……ヨシュアは……」

ワイスマンの話を聞いたエステルは怒鳴り返して、悲痛そうな表情をした。

「はは、今度こそ完全に心が砕け散ってしまうかもしれないね。だがそうなったら、また私が新たな心を造ってやれば済むことだ。そしてもう一度、同じように人に戻るチャンスを与えるとしよう。フフ……今から楽しみだよ。」

「やめて…………そんなの……酷すぎるよ……」

「ククク……動かぬ身では何を言っても無駄だ。それではヨシュア……止めを刺してあげたまえ。」

悲痛そうな表情で呟くエステルを見たワイスマンは凶悪な笑みを浮かべて指示をした。

「………………………………」

そしてヨシュアは双剣をエステルの喉の上に持ち上げた!



(あ、あわわ〜!どうしましょう!?)

(……落ち着け。これも小僧の予想通り……だが、小僧の頼み通り保険はかけておいたほうがいいな。)

(ええ。パズモ!)

(わかっているわ!)

その様子をエステルの身体の中から見ていたテトリは慌て、サエラブは静かな口調で言い、ニルとパズモは魔術をエステルにかけて、エステル身体全身に結界を覆った。

「……ヨシュ……ア……。ごめんね……絶対に死なないって言ったのに……。ごめんね…………一緒に歩くって約束したのに……」

一方その様子に気付いていないエステルは悲痛そうな表情で呟いた。

「ヨシュアさん……だめ!」

「頼む……目を覚ましてくれ!」

「ヨシュアあっ!とっとと目を覚ましやがれえっ!」

そしてクローゼ達もそれぞれ必死の様子で声を上げた。

「でも……あたしは……信じているよ……。ヨシュアは絶対に……負けないって……。あたしが居なくなっても…………現実から逃げたりしないって……」

エステルが呟いたその時!

「……ごめん。ちょっと自信はないかな。」

剣をエステルの喉元に向けているヨシュアが呟いた!そしてヨシュアはエステルから飛びのき、一瞬でワイスマンに詰め寄って攻撃をした!ヨシュアの攻撃に驚いたワイスマンは防御をして、一端下がった!そしてヨシュアも武器を構えたまま、エステルを庇うかのような位置に後退した!



「な……!?」

ヨシュアの行動にワイスマンが驚いたその時、魔眼の効果も切れて、クローゼ達も動けるようになった!

「あ………」

「おお……」

「金縛りが……解けたようだね………」

魔眼の効果が切れ、動けるようになったクローゼ達は明るい表情をした後、エステル達にかけよった。

「……ヨシュ……ア……?」

「……ごめん、エステル
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ