第125話
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心しないな。」
「な、なにがルール違反よ!あたしたちは正々堂々と執行者たちと戦ったわ!そしてヨシュアは……レーヴェとの勝負に勝った!変な言いがかりを付けてるんじゃないわよ!」
ワイスマンの言葉にエステルは怒りの表情で怒鳴った。
「フフ、まだまだ今回の計画の主旨に気付いてないようだね。結社に属する者は皆、それぞれ何らかの形で”盟主”から力を授かっている。そのような存在が君たちに協力してしまったら正確な実験は期待できないだろう?」
「じ、実験……?」
「……まさか……。僕たちがここに来たことすら計画の一部だったというのか!?」
ワイスマンの話を聞いたエステルは呆け、ヨシュアはワイスマンを睨んで言った。
「フフ……幾分、私の趣味は入っているがね。少なくとも計画の主旨の半分を占めているのは間違いない。」
「”福音計画”………”輝く環”を手に入れるだけの計画ではなかったんですか………」
ワイスマンの言葉を聞いたクローゼは真剣な表情でワイスマンを見て言った。
「クク……全ては”盟主”の意図によるもの。その意味では、ヨシュア。君も実験の精度を狂わす要素だ。非常に申し訳ないが……そろそろ私の人形に戻ってもらうよ。」
「!!!」
ワイスマンの言葉にヨシュアが驚いたその時、ワイスマンは指を鳴らした!するとヨシュアの肩に描かれてある”結社”の刺青が反応した。
「ぐっ……!」
「ヨシュア!?」
呻いているヨシュアを見たエステルが心配そうな表情で叫んだその時
「………………………………」
ヨシュアはその場から消え、双剣を構えた状態でワイスマンの傍にいた!
「………………………………」
「!!!」
「そ、そんな………」
「野郎…………!」
「そう来たか………!」
何の感情もないヨシュアの瞳を見たエステルとクローゼは表情を青褪めさせ、アガットとオリビエは怒りの表情でワイスマンを睨んだ。
「ヨシュア……嘘だよね……。ねえ……こっちに戻って来てよ……」
「………………………………」
悲痛そうな表情で尋ねるエステルの言葉にヨシュアは何も返さず、感情のない目でエステルを睨んでいた。
「お願いだから……そんな目をしないでよおおっ!」
「フフ、無駄なことは止めたまえ。かつて私は、壊れたヨシュアの心を修復するために”絶対暗示”による術式を組み込んだ。その時に刻んだ『聖痕』がいまだ彼の深層意識に眠っていてね。その影響力は大きく、働きかければたやすく身体制御を奪い取ってしまう。」
悲痛そうな表情で叫んだエステルを見たワイスマンは凶悪な笑みを浮かべて説明した。
「……そんな…………」
「ああ、ちなみに
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