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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第8話
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ドス)よ……どうか御慈悲を…………!」

「父さん…………」

エリスは祈りを奉げ、リィンは辛そうな表情で男爵を見つめた。



「―――やれやれ、先走ってくれたものだわ。」

その時クロチルダの声が聞こえた後、グリアノスが空から現れた!

「ヴィータ、あんた……!」

「結社の第二使徒……また絡んでくるつもりか?」

リィン達がグリアノスを睨んでいると再びグリアノスの頭上にクロチルダの幻影が現れた。



「一応、心配になって様子を見に来たのだけど。しかしアルバレア公も面倒なことをしてくれるわね。よっぽどカイエン公を出し抜きたいんでしょうけどさすがに拙策だったわね。」

「………………」

「他人事みたいに…………」

「フフ、そう怒らないで。お詫びと言ってはなんだけど今、後片付けをしてあげる。」

「え…………」

クロチルダの言葉にエリスが呆けたその時、猟兵達の死体が光に包まれ、その場から消えた!



「あ…………」

「ま、魔術…………?」

「転移魔術の類か…………?」

「たまげたな……これが”魔女”の力ってやつか。」

その様子を見ていたアルフィン皇女は呆け、エリスは戸惑い、リィンとトヴァルは真剣な表情で見守っていた。



「騒がせてしまったお詫びよ。アルバレア公には後でユミルには何もなかったという暗示をかけておくわ。これでしばらく、この郷に目を付けられないでしょう。この程度の埋め合わせじゃ許してくれないでしょうけど……」

「えっと、その……」

「ミスティさん、貴女は……」

「―――油断しちゃダメよ!この女はそんなに甘くないわ!」

申し訳なさそうな表情をしているクロチルダを全員が注目したその時、セリーヌが警告した。



「え…………」

そしてセリーヌの警告にリィンが呆けたその時

「―――目標を捕捉しました。」

「え―――」

漆黒の人形に乗った黒衣の少女が突如現れてなんとエリスとアルフィン皇女を漆黒の人形の腕で捕えた!



「エリスッ、殿下!?」

「しまった……新手か!?」

「くっ…………」

「うふふ……アハハハハッ!ダメねぇ、君達。お姫様たちから目を離すなんて。騎士としては失格よ?」

突然の出来事にリィン達が血相を変えている中、大声を上げて笑っていたクロチルダは呆れた表情でリィン達を見つめた。



「くっ…………」

「は、離してください…………っ!」

「……拘束完了しました。第一、第二目標と認定―――任務達成と判断します。」

「―――――」

拘束されてもがいている二人の様子を無視した少女は淡々と呟いた。



「なんだ
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