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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第6話
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安心している中、リィンが警告をすると敵の周囲に何かの”気”が纏った後敵は立ち上がり、なんと腕を増やすと共に腕に持つ武器を増やした!
「う、腕が……!?」
「おいおい……!そんなのアリかよ……!?」
「……どう、行けそう?」
「……ああ、少しの間だけなら動いてもらえそうだ。やるなら今しかない……!」
「お、お兄様……?」
敵の強化にエリスとトヴァルが驚いている中、リィンとセリーヌのやり取りに気付いたセレーネは戸惑った。
「―――エリス、トヴァルさん、セレーネ!離れていてください!」
「え……?」
「まさか……!」
「”彼”を呼ぶのですか……!?」
そしてリィンの警告にエリス達が驚いたその時
「来い―――”灰の騎神”ヴァリマール!」
リィンは自分の新たなる心強き仲間の名を呼んだ!
〜アイゼンガルド連峰・峡谷地帯〜
「応――――!」
一方その頃アイゼンガルド連峰で黙していたヴァリマールはリィンの呼びかけに応えるかのように声を出すと共に立ち上がり、跳躍してリィンの元へと飛び去って行った!
〜ユミル渓谷道〜
結界に包み込まれたリィンをエリス達が見守っている中、何かの駆動音が聞こえて来た!
「この音は……!」
「あの時と同じ音ですわ……!」
「おいおい、マジかよ……!」
聞こえて来た駆動音にエリス達がそれぞれ驚いている中、飛行していたヴァリマールはリィンの傍に着地し、ヴァリマールの登場に敵は咆哮を上げ、リィンはセリーヌと共に光に包まれてヴァリマールの中へと入って行き、操縦席の端末を操作した!
「
霊力
(
マナ
)
もある程度まで回復しているみたいね。フフン、今度はもっと上手くやりなさいよ。」
「ああ、わかってる……!―――ヴァリマール!改めてよろしく頼む!目標は前方―――”魔煌兵”!」
セリーヌの指摘に力強く頷いたリィンはヴァリマールに呼びかけ
「承知シタ―――タダシ、活動可能時間ハオヨソ300秒程度―――心シテカカルガイイ―――」
ヴァリマールはリィンの呼びかけに応えた後忠告した。
「こいつが”灰の騎神”……!トリスタでの防衛戦で活躍したっていう代物か!」
「はいっ!”機甲兵”すら、素手て倒しましたわ……!」
「ほ、本当に兄様が動かしているんですか……?」
トヴァルの言葉にセレーネが嬉しそうに頷いている中、エリスは戸惑いの表情でヴァリマールを見つめた。
「―――エリス、トヴァルさん、セレーネ。ここは俺が引き受けます!いったん下がって下さい!」
「ハハ、わかった……!」
「どうかご武運を、お兄様……!」
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