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ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第232話 オリジナル・ソードスキル
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攻撃を受けた所で、玉砕覚悟、と言っていい攻勢に打って出た。
それは、以前 アスナとキリトの家で。森の家で話していた2人が其々編み出したソードスキル。唯一編み出す事が出来た、アスナとレイナの《
オリジナル・ソードスキル
(
OSS
)
》。
アスナのOSS五連撃《スターリィ・ティアー》
レイナのOSS四連?《イノセント・レニィ》
それは、其々が編み出した必殺技のぶつかり合いだった。
《紫と青》《赤と銀》
其々の色を持つ閃光が、眩しく交錯する。
アスナもレイナも、今度こそ剣による攻撃を、与える事が出来た。2人ともが、攻撃を受けつつも、渾身のソードスキルで返したのだ。
アスナは、受けた数は更に五連撃。今度は右肩から左下に向けて、丁度エックスを描く様に。
レイナは、四連?を受け続けて、その前の五連撃と合わさり、ダメージエフェクトで描かれた円が完全に閉じられた。
そして、互いに残るHPはもう数ドットのみ。方や、相手側はイエローに突入しているものの、差は歴然。初めて絶剣と剣聖から合わせて10割のダメージ。圧倒的な新記録達成! と言うダメージを奪う事が出来たアスナとレイナだったが、最早そんな事は考えてなかった。
2人共が――驚愕する事になったのだから。
アスナは、エックスを描いた傷を、丁度完全に胸元につけられ。
レイナは、
円
(
サークル
)
を描いた傷を、胸元につけられ。
これで終わり――だと思っていたのに、其々の剣には、まだ輝きが残っていた、いや 放ち続けているのだ。……まるで。
――最も輝ける瞬間はこれからだ。
と言わんばかりに。
そう――、2人のソードスキルはまだ終わっていない。それを見て、頭が冴えたのだろうか、アスナもレイナも 今まで自分達が受けた高速の攻撃、その数を数える事が出来たのだ。
アスナは――合計で十連撃。
レイナは――合計で九連?。
これだけでも十分。いや、驚愕するスキルだったが――、昨日の記憶、声が耳元に届く。
『なんとびっくり! 11連撃ですよーっ!』
『剣聖の方は10連撃のオリジナルソードスキルでした』
そう――これは、この果たし合い、辻
決闘
(
デュエル
)
が始まった一番最初に、演舞として披露したスキル。キリトとの戦いの際にも、突進攻撃で決着がついた、と話していたから、その時にすら、出さなかったALO内でも、最強と
思われる
(
・・・・
)
オリジナルソードスキル。
『これが――絶剣の』
『これが――剣聖の』
『『オリジナル・ソードスキル!?』』
最後の一撃は、もうまもなく放たれる事だろう。
アスナとレイナの2人は、その輝きを目の当たりにしながら、ある種の感動
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