暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第232話 オリジナル・ソードスキル
[11/12]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
攻撃を受けた所で、玉砕覚悟、と言っていい攻勢に打って出た。

 それは、以前 アスナとキリトの家で。森の家で話していた2人が其々編み出したソードスキル。唯一編み出す事が出来た、アスナとレイナの《オリジナル・ソードスキル(OSS)》。


 アスナのOSS五連撃《スターリィ・ティアー》
 レイナのOSS四連?《イノセント・レニィ》


 それは、其々が編み出した必殺技のぶつかり合いだった。

 《紫と青》《赤と銀》

 其々の色を持つ閃光が、眩しく交錯する。
 アスナもレイナも、今度こそ剣による攻撃を、与える事が出来た。2人ともが、攻撃を受けつつも、渾身のソードスキルで返したのだ。

 アスナは、受けた数は更に五連撃。今度は右肩から左下に向けて、丁度エックスを描く様に。
 レイナは、四連?を受け続けて、その前の五連撃と合わさり、ダメージエフェクトで描かれた円が完全に閉じられた。

 そして、互いに残るHPはもう数ドットのみ。方や、相手側はイエローに突入しているものの、差は歴然。初めて絶剣と剣聖から合わせて10割のダメージ。圧倒的な新記録達成! と言うダメージを奪う事が出来たアスナとレイナだったが、最早そんな事は考えてなかった。

 2人共が――驚愕する事になったのだから。

 アスナは、エックスを描いた傷を、丁度完全に胸元につけられ。
 レイナは、(サークル)を描いた傷を、胸元につけられ。

 これで終わり――だと思っていたのに、其々の剣には、まだ輝きが残っていた、いや 放ち続けているのだ。……まるで。

――最も輝ける瞬間はこれからだ。

 と言わんばかりに。
 そう――、2人のソードスキルはまだ終わっていない。それを見て、頭が冴えたのだろうか、アスナもレイナも 今まで自分達が受けた高速の攻撃、その数を数える事が出来たのだ。
 

 アスナは――合計で十連撃。
 レイナは――合計で九連?。


 これだけでも十分。いや、驚愕するスキルだったが――、昨日の記憶、声が耳元に届く。


『なんとびっくり! 11連撃ですよーっ!』
『剣聖の方は10連撃のオリジナルソードスキルでした』


 そう――これは、この果たし合い、辻決闘(デュエル)が始まった一番最初に、演舞として披露したスキル。キリトとの戦いの際にも、突進攻撃で決着がついた、と話していたから、その時にすら、出さなかったALO内でも、最強と思われる(・・・・)オリジナルソードスキル。


『これが――絶剣の』
『これが――剣聖の』

『『オリジナル・ソードスキル!?』』


 最後の一撃は、もうまもなく放たれる事だろう。
 アスナとレイナの2人は、その輝きを目の当たりにしながら、ある種の感動
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ