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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
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…俺の故郷”ユミル”から数時間ほどの場所だったはずだ。」
「ええっ!?ううっ、まさかお兄様の故郷が傍にあったのに気付かなかったなんて………」
「ふぅん。ま、よかったわね。なんとか日没まで人里に辿り着けそうな感じじゃない。」
リィンの話を聞いたセレーネは驚いた後疲れた表情をし、セリーヌは若干安堵した様子でリィンを見つめた。
「ああ、急いで向かおう。到着したらすぐにでも状況を確かめてみないと―――」
故郷への道を急ごうとしたその時地響きがした!
「この地響きは……?」
「も、もしかして大型の魔獣でしょうか……?この山に一月いましたけど、そのような魔獣に出会った事はないのですが……」
地響きは段々とリィン達に近づいてきた。
「この気配……近づいてきているのか?」
「もしかしてわたくし達を見つけたのでしょうか……?」
「―――まさか………!」
リィンとセレーネが周囲を警戒している中、何かを察したセリーヌは厳しい表情をした。すると崖の上に巨大な人形―――”魔煌兵”オルトヘイムが3体現れた!
「あれは―――”
魔煌
(
まこう
)
兵”!!」
「知っているのか……!?」
「”騎神”や”機甲兵”とは異なるようですが……」
未知なる敵の存在を口にしたセリーヌをリィンは真剣な表情で尋ね、セレーネは戸惑いの表情で未知なる敵を見つめた。
「暗黒時代の”魔導のゴーレム”――――凄まじい戦闘力を持っているヤツよ!チッ、どうしてこんな所に3体も……!」
そして魔煌兵は雄たけびを上げた後跳躍してリィン達と対峙した!
「くっ……一旦逃げるわよ!人間が生身で戦って勝てる相手じゃないわ!」
「そうかもしれない……だが―――退くわけにはいかない。」
「今こそ修行の成果が問われる時です……!」
セリーヌの忠告を無視して太刀を構えるリィンに続くようにセレーネもレイピアを構えた。
「アンタね……ただでさえ本調子じゃないでしょう!?というか”魔王”達と契約しているんだから、戦うならせめてあいつらに任せなさいよ!」
「そうだな……それが一番賢い選択だろうな……―――だが、ベルフェゴール達の力ばかりに頼っていてはあいつに……―――クロウに届かず、クロウを”取り返せない”。―――だったら、全力で立ち向かうまでだ!」
「あ、ああもう……!あんた達も”主”が心配なら手伝いなさいよ!」
自分の忠告を無視続けるリィンの様子に呆れたセリーヌはリィンの身体の中にいるベルフェゴール達に呼びかけるかのようにリィンを見つめて言った。
「―――でしたら、私が一体引き受けます。リィン様とセレーネさん、それぞれ一体ずつ引き受けて
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