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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
最終話(終章終了。閃T篇完結。閃U篇に続く)
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けるし。」

エリオットとマキアスの話を聞いたフィーはジト目で指摘し、フィーの指摘を聞いたプリネとツーヤは冷や汗をかいた。



「ア、アハハ……そういう事でしたら食事も用意させますので、この館を出る前にそれも食べて行って下さい。勿論、栄養満点の食事を出すように言っておきます。」

「あ、ありがとう……!」

「感謝。」

「ううっ……しばらく食事は保存食続きになるだろうから、今の内にしっかりとまともな食事の味を味わっておかないとな……」

「え、えっと……保存食とは言ってもそれなりに味付けはしてありますから、そんなに不味くはありませんよ?」

プリネの申し出を聞いて疲れた表情で呟いたマキアスの言葉を聞いたツーヤは苦笑しながら指摘した。その後プリネの好意によって栄養満点の食事をご馳走になった3人はプリネが手配した長期間分の保存食を受け取った後領主の館を出て今後に備えて行動を開始した。





〜アイゼンガルド連峰・峡谷地帯〜



「それでは皆様、お兄様が目覚めるまでの間、よろしくお願いします……!」

「ええ、任せて♪恋する純情可憐な乙女の味方である私が鍛えてあげるんだから、ご主人様が目覚める頃にはご主人様もビックリするくらい強くなっているわよ♪」

「リィンの為にもできる限り、私も協力するわ……」

「ふふふ、”七大罪”の一柱、”精霊王女”、そして”古神”直々に鍛えられる人物は貴女が歴史上初でしょうね。」

「アハハ……確かにそうですよね。普通の人ならその中の一人にすら、一生の中で会えるかどうかわからないんですから。」

セレーネに真剣な表情で見つめられたベルフェゴールはウインクし、アイドスは微笑み、静かな笑みを浮かべるリザイラの言葉にメサイアは苦笑し

「改めて思ったけど異種族だけでなく”魔王”に”精霊王”どころか、”女神”や”竜”にまで愛されているこの子の女運は一体どうなっているのよ…………まあ、”あの女”や”結社”の連中との戦闘になった時に対抗できるから、こっちとしてもありがたいけど。」

その様子を見ていたセリーヌは呆れた表情で眠り続けているリィンを見つめていた。





〜同時刻・ノルドの集落〜



「リィン………………」

(アリサ…………)

ノルドの集落の中で空を見上げて想い人を心配するアリサの様子をミルモは心配そうな表情で見守っていた。



そして―――――クロウ達”帝国解放戦線”によるトリスタ襲撃から1ヵ月近く経った………………







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