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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
最終話(終章終了。閃T篇完結。閃U篇に続く)
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……」
プリネに問いかけられたマキアスは答えを濁した後エリオットとフィーと顔を見合わせて同時に頷いた後プリネを見つめた。
「……この状況を僕達でも打開できる方法を何とか探ってみるつもりさ。勿論飛び去ったリィンの行方やリザイラが僕達にかけた撤退用の魔術によって離れ離れになった仲間達との合流とかもね。」
「そうですか…………――――わかりました。”メンフィル帝国”としては皆さんに協力する事はできませんが、”個人”として私はできるだけ協力します。……エレボニア帝国の状況が落ち着くまで私は”臨時領主”としてツーヤ達と共にケルディックを守らねばならない為、皆さんと一緒に行動する事はできませんが、出来る限りの事は協力します。」
「勿論あたしも同じ気持ちです。」
「プリネ……ツーヤ……」
「ありがとう……!」
プリネとツーヤの説明を聞いたエリオットとマキアスは明るい表情をした。
「それじゃあ早速で悪いんだけど、この辺でわたし達が潜伏するちょうどいい拠点はないかな?幾らメンフィル領とは言っても貴族派が送り込んだスパイや”帝国解放戦線”のメンバーがいないとは限らないから、できるだけ人目を避けたいし。後、できれば長期間分の保存食も欲しい。」
「ちょっと、フィー……拠点の確保を頼むだけでも図々しいのに、保存食を要求するのはさすがにどうかと思うよ……?」
フィーの要求を聞いたエリオットは冷や汗をかき
「フフ、気にしないで下さい。皆さんの潜伏先についてはオットー元締めに事情を説明して皆さんに協力するように頼んでおきますので、後で元締めを訪ねて下さい。それととりあえず1ヵ月分の保存食を今用意させますのでそれも持って行って下さい。保存食が足りなくなったり、何か必要な物資があったら私かツーヤのARCUSに連絡してください。その時にフィーさん達が必要と思った物資を用意しますので。」
「わかった。何から何まですまない。」
フィーの要求に答えたプリネの話を聞いたマキアスはプリネに頭を下げたその時、お腹の鳴る音が聞こえて来た。
「え、えっと……もしかして皆さん、昨日の襲撃以降何も食べていないんですか?」
お腹の鳴る音を聞いて何かを察したツーヤは苦笑しながらフィーたちを見つめて尋ね
「今朝、フィーが取ってきた食べても大丈夫な木の実は食べたんだけど……」
「育ち盛りの僕達にとっては全然腹の足しにならなかったよ……」
「二人とも贅沢を言いすぎ。今からそんな事を言ってたら、この先、生きていけないよ?というかわたし達は他のみんなと比べれば滅茶苦茶恵まれているよ?食料や物資の補給の心配はないし、貴族派に指名手配されているけど、ここはメンフィル領だから最低限の警戒程度で街の中を堂々と歩
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