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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
最終話(終章終了。閃T篇完結。閃U篇に続く)
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い辛そうな表情をしてツーヤを見つめた。



「―――既にトリスタから戻ってきた義母さん達から皆さんが撤退した後の状況は聞いています。あの後ベルフェゴールさんがあの娘を連れて転移魔術でどこかへと去ったそうですから、恐らく今はリィンさんの元にいるでしょうね。」

「そうなの!?」

「そうか……!セレーネはリィンの傍にいるのか……!」

ツーヤの話を聞いたエリオットは驚き、マキアスは安堵の表情をしたが

「……プリネ。士官学院は今、どうなっているの?」

「あ…………」

「…………」

フィーの疑問を聞いた二人はそれぞれ顔色を変えた。



「…………トールズ士官学院―――いえ、トリスタは”貴族派”によって、制圧されました。現在はヴァンダイク学院長達を含めた一部の教官達、そして士官学院生達は軟禁の身だそうです。」

「そんな……!」

「クッ……!」

「………………」

プリネの説明を聞いた3人はそれぞれ悔しがったり辛そうな表情をし

「ですがレーヴェさんの話では教官や先輩の方々が協力して多くの士官学院生達を逃した後それぞれ散り散りになって脱出したそうです。このケルディック市にもレーヴェさんの先導で数名の学院生達が避難してきています。勿論サラ教官やシャロンさんも士官学院を脱出したそうですよ。」

「よ、よかった〜……サラ教官やシャロンさんも逃げれたんだ……」

「まああの二人の事は全然心配していなかったけど。」

ツーヤの説明を聞いたエリオットは安堵の溜息を吐き、フィーは静かに呟いた。



「それともう一つ。―――どうやら”貴族派”は逃亡した士官学院生―――いえ、私を含めた”Z組”のメンバー全員の指名手配をしたそうです。」

「ええっ!?ぼ、僕達を!?」

「まあ今まで散々”帝国解放戦線”の企みを潰してきたからな……多分、警戒されているんだろうな。」

「それと士官学院の生徒達を誘導した後領邦軍の様子を伺いに斥候に向かったレーヴェさんの話ですとガレリア要塞付近にて”第四機甲師団”が既に領邦軍と激しい戦闘を何度もしているそうです。」

「父さんの部隊が!?」

「ちなみに戦況はどうなっているの?」

プリネと共に説明したツーヤの話を聞いたエリオットは驚き、フィーは真剣な表情で尋ねた。



「今の所は”第四機甲師団”が優勢で何度も機甲兵の部隊を撃退しているそうです。」

「そうか……!」

「さすが帝国軍きっての”猛将”だね。」

「えへへ……」

ツーヤの話を聞いたマキアスは明るい表情をし、フィーの言葉を聞いたエリオットは照れた。



「それで皆さんはこれからどうするおつもりですか?」

「それは……
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