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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第182話
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そしてリィンの言葉をきっかけにZ組の面々はそれぞれの顔を見合わせて軽口を叩きあい、その様子をアンゼリカは微笑ましそうに見守っていた。
「ミリアムも、クロウも、エヴリーヌさんとセレーネも同じさ。それに委員長も……これだけは自信を持って言えるんじゃないか?―――俺達Z組が”最高のクラス”だって。」
「………………ふふ、確かに。およそクラス分けには縁がなかった私ですが……Z組が最高であるのは自信を持って言えると思います。」
「だったら行こう―――この先に。俺達のクラスが最高だと。俺達自身を証明するために。この異変を食い止めて”明日”を引き寄せるために。」
「……リィンさん……わかりました。もうとやかく言いません。行きましょう……私達の明日を掴むために!」
「ああ……!」
そしてリィン達は謎の空間の中へと足を踏み入れた。そして空間の中を通った先にリィン達が見たのは宙に巨大な迷宮が浮いているという信じられない光景だった!
〜巨イナル影ノ領域〜
「な、なあああああっ!?」
「ええええええっ!?一体どうなっているの〜!?」
「これは……!」
「……”裏”の”四輪の塔”の状況と似ているが……」
異様な空間を見たエステルとミントは声を上げて驚き、ヨシュアとレーヴェは真剣な表情になり
「セリカさん達と一緒に行動するようになってから、非常識の連続ね……」
「まあ、セリカ自身が非常識の塊じゃからな。」
「おい……それはお前にも言える事だろうが。」
疲れた表情で呟いたエオリアの言葉に指摘したレシェンテの言葉を聞いたセリカはレシェンテを睨み
「というか”使徒”になったエオリアさんもゼムリア大陸の人々にとっては十分非常識な存在なのだけどね……」
「ア、アハハ……まあ、エオリアさんの気持ち、私もわかりますよ。」
呆れた表情でエオリアを見つめるエクリアの言葉を聞いたペテレーネは苦笑した。
「まさか士官学院の旧校舎にこんな空間があったなんて……!」
「うむ!まさに最終決戦地と相応しい場所じゃな!」
「うふふ、”太陽の砦”に乗り込んだ時より楽しめそうね。」
エリゼは目を見開いて周囲を見回し、リフィアとレンは不敵な笑みを浮かべ
「―――”獅子心皇帝”はこの事も知っていたのでしょうか……?」
「さてな。もし、知っていて放置したのなら何か”理由”があるはずだ。」
不安そうな表情をしているイリーナの言葉を聞いたリウイは考え込んだ。
「……………………」
「……すっごいねー。」
「めんどくさそうな迷宮だね。」
一方エマは真剣な表情で周囲を見回し、ミリアムとエヴリーヌは静かに
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