第117話
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うする?このままだとレン達やメンフィル兵達に殺されちゃうわよ?こんな奴でもさすがに殺されるのは可哀想に思うし。」
「……そうだね。拘束してアルセイユに連れて行った方がいいかもしれないね。もしかしたら僕達の知らない情報を持っているかもしれないし。」
エステルの疑問にヨシュアが答えたその時
「それは困っちゃうなあ。」
なんとカンパネルラがギルバートの背後に現れた!
「あ!」
「……まだ艦内にいたのか。」
カンパネルラの登場にエステルは驚き、ヨシュアは真剣な表情で呟いた。
「うふふ……………まさかここまで予想外の事をされると、さすがのこの僕でも笑えないよ。」
カンパネルラは口元は笑っていたが、目は笑っていなくエステル達を睨んだ。
「ミント達に報復をするつもりなの!?」
「……片腕を失った状態で僕達とやりあうつもりかい?しかも騒ぎに気付かれたら、艦内の”覇王”達やメンフィル兵達がこちらに来るかもしれない状況で?時間が経てば経つほど僕達が有利になり、逆に君は不利になるよ?第一、君の今の状態なら僕達でも制圧は容易に可能だ。」
「うふふ、こっちの図星をついてくるね♪」
カンパネルラの言葉を聞いたミントは身構え、ヨシュアも油断なく武器を構えた状態でカンパネルラを睨んで尋ねた。ヨシュアの言葉を聞いたカンパネルラは不敵に笑った。
「へ……?あ……!」
「う、腕がない……!」
ヨシュアの言葉を聞いたエステルはカンパネルラをよく見て、片腕がない事に気付いて驚き、ジョゼットは信じられない表情をした。
「そういえばレン達が片腕を破壊したって言ってたわね……」
「フフ………本当はやりあうつもりはなかったんだけどね。向こうが問答無用で襲い掛かって来て、逃がしてくれない様子だったから仕方なく相手したんだけど、全然敵わなくてね。やっと逃げれたと思ったら、ご覧のありさまさ。……彼女達はどちらかというと”こちら側”だから誘ってみたんだけど、迷う事もなく断って、理由を尋ねても一切答えずいきなり襲い掛かられた時はショックだったよ〜。」
エステルが呟いた言葉を聞いたカンパネルラは不敵に笑った後、疲れた表情で答えた。
「あっそ。それはご愁傷様。(ま、レン達が裏切る訳ないわよ……レンはリウイ達の事を大切な”家族”として見ているし、後の2人はリウイにベタ惚れだから、あの3人がリウイを裏切るなんて天地がひっくり返ってもありえないわ〜。)で?あたし達と戦う気?」
「まさか。前にも言ったけど僕は”見届け役”。君達と積極的に戦う気はないし、第一この状況だとまず生き残る事と脱出手段を確保する方が優先だしね。それにヨシュアの言う通り、片腕を失った状態で君達と戦っても勝ち目がないしね。……
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