第116話
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する”賊”達を排除しているだけなんだから♪エステル達遊撃士も魔獣を倒したりしているでしょ?それと同じ事よ♪それにレンが殺すのはメンフィルに仇名す者や民を害する愚か者だけ。今まで民には一切手を出した事はないわ♪むしろ、エステル達みたいに守ってあげる時もあるのよ?」
「……………っつ!!」
楽しそうな表情のレンの言葉を聞いたエステルは唇を噛んだ後、何かを言いかけようとしたが
「………ちなみに艦内の状況はどうなっているんだい?」
ヨシュアが片手をエステルの目の前に出してエステルを制して尋ねた。
「既に”聖堂”を含めた前方区画はほぼ全て制圧したわ。後方区画の方も4割がた制圧したと先ほど情報が入ったわ。今は残党狩りをやっている所よ。」
「……こんな短時間でグロリアス内をそんなに制圧するなんて………」
「ねえ、レンちゃん……”執行者”には会ったの?」
レンの情報を聞いたヨシュアは信じられない表情をし、ミントは尋ねた。
「ええ。会ったわよ。」
「ん。”聖堂”だっけ?そこなら”執行者”がいると思って、真っ先に行ったら会ったよ。」
「確か”道化師”といったかしら。」
「え……カンパネルラと戦ったの!?」
レンとエヴリーヌ、セオビットの情報を聞いたエステルは驚いて尋ねた。
「戦ったけど、逃げられたのよね〜。」
「というかあいつ、弱すぎてつまんなかったよ?」
「でも、いいじゃない。片腕は奪ってやったんだから♪」
エステルの疑問にレンは頬を膨らませて、エヴリーヌはつまらなさそうな表情で、セオビットは凶悪な笑みを浮かべて答えた。
「か、片腕を奪ったって………」
「キャハッ♪転移して逃げる瞬間を狙って、エヴリーヌ達がそれぞれ攻撃をして破壊したんだ♪」
「うふふ、逃げると同時に片腕を破壊された時にあげた悲鳴……最高だったわよ♪エステル達にも聞かせたかったわ♪」
驚いているエステルにエヴリーヌとレンは楽しそうな表情で答えた。
「……さすがのカンパネルラも君達相手には荷が重かったようだね……」
そしてヨシュアは真剣な表情で呟いた。
「うふふ、まあそういう訳だからこの区画の猟兵や機械人形達はほとんど殲滅したから安心していいわよ。まあ、レン達の取りこぼしがいるかもしれないけど、エステル達の実力なら余裕でしょう?」
「う、うん……」
「じゃ、レン達は後方区画の残っている敵の殲滅をしに行くから先に行くわね。そっちもお仕事、頑張ってね♪」
そしてレン達は近くのエレベーターに乗って、どこかに去って行った。
「……ねえ。メンフィルの皇族や武将ってみんなあんな性格ばかりなの?」
レン達が去った後、ジョゼットは唐突に呟
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