第111話
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転生後もペテレーネのお蔭で記憶が戻る前でも魔術が使えましたし、記憶が戻ったお蔭で以前と同じ……いえ、以前以上に戦えます。」
「他の者達は”モルテニア”内に待機している。………連れて行きたい者がいれば、呼べばついて行くだろう。」
「そっか。じゃあ……」
イリーナとリウイの言葉に頷いたエステルはヨシュアと相談しメンバーにクローゼを選び、リウイとイリーナにも同行を頼み、アルセイユの通信器を使って、モルテニア内にいるウィルとセラウィを呼んで貰い、同行者に加えた。
「それではエステル君以下、7名のメンバーに探索をお願いする。何が起こるか分からないからくれぐれも無理はしないでくれ。……陛下達もご無理をなさらないよう、お願いします。」
「大丈夫、心配しないで。」
「俺達には無用な心配だ。」
「まずは移動ルートの確保を優先的に行います。」
ユリアの言葉にエステルとリウイ、ヨシュアは頷いて答えた。
「よろしくお願いする。残りの者は待機メンバーとして船体の修理を手伝ってもらいたい。」
「はいっ!」
そしてユリアの頼みにティータは頷いた。
「……おっと、そうじゃ。ちなみに朗報が1つあってな。どうやら浮遊都市の上では”導力停止現象”は起こらんらしい。アルセイユから離れていても戦術オーブメントが使えるはずじゃ。」
「ほ、ほんと!?」
「ど、どうして分かるの?」
博士の報告を聞いたエステルは驚き、ティータは尋ねた。
「実は、例の『零力場発生器』が不時着の衝撃で壊れたんじゃが……。それにもかかわらず、艦内の装置を問題なく動かすことができたんじゃ。どうやらケビン神父の推測がおおよそ当たっていたようじゃな。」
「どういうこと、ケビンさん?」
「”環”は外界に存在する異物を排除しようとする機能を備えている……。つまり、都市の中にいる限り、オーブメントは異物としては認識されんちゅうわけですな?」
「うむ、そういうことじゃ。」
ケビンの推測に博士は頷いた。
「は〜、良かった。さすがに探索している時にアーツ無しじゃキツそうだし。」
「それでは、艦内にある工房施設も使えそうですか?」
「うむ、そちらも問題ない。更なるオーブメントの改造も可能じゃから立ち寄るがいい。」
「了解!」
「分かりました。」
そしてエステル達は仲間達と解散した。
「さてと……。早速、艦の外に出て捜索活動を始めちゃおうか?」
「うん、そうだね。……さ〜て。どんな素材があるかな?」
「フフ、ウィルったら………」
エステルの提案に頷き、目を輝かせているウィルの言葉を聞いたセラウィは微笑んでいた。
「……ごめん、エステル。色々と装備を
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