第109話(8章終了)
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ているんですか?」
そしてティータは遠慮気味にシェラに尋ねた。
「……知っていますが、機密情報の為、黙秘します。」
「はう〜………そうですか………やっぱり、メンフィルに留学するまで我慢するしかないのかな………」
シェラの答えを聞いたティータは肩を落としたが
「”魔導”を知りたいのかい?それだったら、俺もある程度なら知っているけど。」
「ふえ!?」
「何じゃと!?」
ウィルの言葉を聞いたティータは驚き、博士は血相を変えてウィルを見た。
「俺も”工匠”という職業柄、”魔導”技術で色んな物を作ったりするからね。ある程度は知っているから、それでよければ教えるよ。」
「ほ、本当か!?」
「わあ………!」
ウィルの話を聞いた博士とティータは表情を輝かせた。
「ただし、その代りにオーブメント技術について知っている限りの事を教えてくれることが条件だよ。」
「フフ、”工匠”としての依頼料代わりですね。」
「ハア………頭が痛くなって来るわ………」
ウィルの話を聞いたセラウィは微笑み、エリザスレインは呆れた表情で溜息を吐いた。
「そんなもんでよければ、いくらでも教えるぞ!」
「交渉成立……だね。」
博士の答えを聞いたウィルは笑顔で頷いた。
「ドキドキ……ワクワク………」
「フフ、ティータちゃんったら、凄く輝いているよ。」
「うん、そうだね。」
「機械好きなのは相変わらずだね。」
「うふふ、それでこそティータね♪」
目を輝かせてウィルを見ているティータを見たミント、リタ、ツーヤ、レンは微笑んでいた。
「リスティもまた力を貸してくれるんだ!ありがとう!」
「はいです〜。リスティ、エステルの為に頑張ります〜。」
エステルにお礼を言われたリスティはほのぼのとした様子で答えた。
「フフ、ありがとう。……それとチキも久しぶりね。また、異世界の商品を一杯持って来てくれたの?」
「はい………もしよければ………ここで……見て行きますか………?」
「ハハ、さすがにそれは遠慮しておくよ。向こうに着いてから見せてくれればいいから。」
チキの言葉を聞いたヨシュアは苦笑しながら言った。
「それにしても”ゼムリアの二大聖女”と言われるお二人が揃って、力を貸して頂けるなんて思いもしませんでしたね。」
「あの………何度も言っていますが、”聖女”という呼び方はやめて下さい……本当に恥ずかしいのですから……」
「ティアさんのおっしゃる通りです、クローディア姫………私達は当然の事しかしていないのですから……」
クローゼの言葉を聞いたティアとペテレーネは恥ずかしそうな表情で言った。そして気を取り直し
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