第109話(8章終了)
[7/10]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
「フフ、クーデターの時と違って、私も久しぶりに存分に戦わせてもらうわ。」
「サフィナさん!大将軍さんも!」
さらに上空から降りて来たサフィナとファーミシルスにエステルは明るい表情をした。
「リウイ様。ご指示通り、各部隊持ち場に戻らせました。」
「こちらもです、リウイ様!」
そしてシェラとルースがそれぞれ両横からリウイに近づいて来た。
「わかった。予定通り2人共、俺達と共に浮遊都市に向かうぞ。……それとクローディア姫達にも挨拶をしておけ。これから共に戦う戦友になるのだからな。」
「「ハッ。」」
リウイの指示にシェラとルースは敬礼をして答えた後、エステル達を見た。
「……メンフィル帝国正規軍の将の一人にしてファーミシルス様の副官のルースと申します。以後、お見知りおきを。」
「メンフィル帝国機工軍団団長、シェラ・エルサリス。」
ルースは敬礼をして自己紹介をし、シェラは淡々とした表情で答えた。
「ふむ………貴殿が噂に聞く”覇王の狼”ですか。お会い出来て光栄です。」
「……こちらも貴方に会えて光栄です、”剣聖”殿。」
驚いた様子のカシウスに言われたルースは口元に笑みを浮かべて答えた。
「ほう……貴女があの”破壊の女神”か。フフ、まさに”女神”と言われてもおかしくない美しさだね♪もしよければ、ボクの愛の歌を聞いてくれるかな♪」
「……………………」
そしてオリビエはシェラを見てナンパを始めた。ナンパをされたシェラは何も答えず、黙っていた。
「貴様という奴は…………!」
「プッ……!シェラに声をかける男なんて、初めて見たわ〜♪」
「ええ………フフ…………エレボニアで恐れられているシェラによくあんな態度で接するわね………」
オリビエの行動を見たミュラーは頭痛がした後、オリビエを睨み、カーリアンは笑いを堪えながら言い、ファーミシルスは口元に笑みを浮かべて頷いた。
「………言っておくが、シェラは魔導によって誕生した機械人形だ。よって、そいつには感情がない為、そんな事をしても無駄だぞ。」
その様子を見たリウイは呆れた表情で説明した。
「ふえ………!?」
「何と……!これほど人に近い機械人形がいるとは……!(う〜む……ぜひ、構造とか調べたいの〜。)」
「オイオイオイ…………俺らからしたら、特大のアーティファクトやないか………そんなんを堂々と俺らの前で使わんといて下さいよ………」
リウイの説明を聞いたティータは驚き、博士は驚いた後興味深そうな表情でシェラを見つめ、ケビンは疲れた表情で溜息を吐いた。
「あ、あのあの。私、ティータ・ラッセルって言います。シェラ団長さんは”魔導”について、よく知っ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ