第108話
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軍の背後にいる我が軍を退かせよう。……サフィナ、ファーミシルス。頼む。」
「「ハッ!」」
リウイの指示に敬礼をして答えたサフィナは飛竜を空へと舞い上がらせて、同じように空へと舞い上がったファーミシルスと共にエレボニア方面に飛び去った。
「全軍撤退!各部隊の将達は兵を率いてそれぞれの持ち場まで移動しろ!」
「ハッ!」
そしてエレボニア軍を挟み撃ちにしていたメンフィル軍もリウイの号令によって去って行った。また、上空にいた飛行部隊は次々と”モルテニア”に降り立ち、中に入って行った。
「ふむ……しかし、そうだな……。可能性を示されただけでは我が帝国市民も納得すまい。ここは一つ、私自身がアルセイユに乗せてもらって視察するというのはどうだろう?」
「お、皇子ッ!?」
撤退していくメンフィル軍を見た後、提案したオリヴァルトの言葉を聞いたゼクスは信じられない表情をした。
「ふむ、皇子自らの視察とあらば帝国政府も納得しましょう。如何です、クローディア殿下?」
オリヴァルトの提案を聞いて頷いたカシウスはクローディアを見て尋ねた。
「勿論、願ってもないことです。リベールとエレボニアの友情もさらに固く結ばれる事でしょう。歓迎いたします。オリヴァルト皇子殿下。」
カシウスに尋ねられたクローディアは優しい微笑みを見せて答えた……………
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