第108話
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の戦艦がゆっくりと降りてきて、エレボニア軍より距離をとった場所で着陸した!
「な、な、な………!」
「ふ、ふええええええ〜!?」
「なんて大きさだ………”グロリアス”と大して変わらないんじゃないか……?」
巨大戦艦の登場にエステルは口をパクパクさせ、ティータは驚いて声を上げ、ヨシュアは信じられない表情をした。そして甲板にリウイ、イリーナが大勢のメンフィル兵達を連れて現れ、そしてファーミシルスとサフィナはリウイとイリーナの傍に降り立った!
「は、”覇王”リウイ皇帝陛下まで………!(い、いかん………!囲まれた上、メンフィルの名のある将がここまで勢ぞろいしているとは………!この状況では皇子を逃がす事すら難しいぞ………!)」
そしてゼクスは今にも倒れそうな表情をした。
「………これはこれは。まさかこのような所でお会いするとは思いませんでした。”英雄王”リウイ皇帝陛下。それにメンフィルの名のある将の方々も。お初にお目にかかります。エレボニア皇帝ユーゲントが一子、オリヴァルト・ライゼ・アルノールと申します。」
一方オリヴァルトは一切動じず、堂々とした様子で自己紹介をした。
「……メンフィル大使、リウイ・マーシルン。こちらこそ、こんな所で滅多に公式の場に出ない貴殿と会うとは思わなかったぞ。……それとクローディア姫。先ほど立太女の儀を済ませた事を聞かせてもらったが………この場にはいない我が息子、シルヴァンに代わり祝福させてもらおう。我が孫娘リフィアもいずれはメンフィルの女王となる者。いつかお互いが即位した時、同じ女王同士として親しくしてやってくれ。」
「きょ、恐縮です…………それより陛下。これはどういう事ですか?これではまるでエレボニアを攻撃するかのような態度でございますが………」
リウイの話を聞いたクローディアは戸惑いながら答えた後、不安げな表情で尋ねた。
「私からもお尋ねしたい………まさか、”大陸最強”の称号を持つ大国が真っ先に締結されたばかりの不戦条約を破ろうとお考えなのですか?そしてその戦艦は何ですか?今のリベールの状況で”導力”は使えないはずですが。」
そして続くようにオリビエも真剣な表情で尋ねた。
「まずこの戦艦に関しては貴殿等、エレボニアと同じ答えと言っておこう。我等メンフィルは不戦条約を結ぶ以前より同盟を結んでいたのだ。盟友として同盟国の危機に駆けつけて、当然であろう?それに元々我等は導力とは異なる技術をもっており、それを利用してようやく完成した戦艦だ。……勿論導力でも動くようにしてあるがな。」
「フム。噂に聞く”魔導”とやらですか。では、クローディア姫と私の質問に答えてもらいたい。…………メンフィルはエレボニアを侵攻しようとしているのですか?」
リウイ
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