六話
[1/7]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
元々ユニコーンガンダムの方が出力や推進力も圧倒的に上なのだ、
それゆえかMSの推進力では一分もかからずに、母艦に戻れるのだが・・・
戦術機は違う・・・激戦区で戦っていたテオドール機とベルンハルト機に関しては、確かに補給はしていたが、ユニコーンの所までやってくるのに多くの推進剤をつかっていた。
これはシュタージュ側も一緒ではあるが、それは同じ機体であればという意味である。
彼らがのる戦術機は第一世代機でありながら、最新鋭機を使える立場に居る為に、背中には推進剤と燃料が入った、タンクを使ってここまで着ていた、
そのためか、彼らの位置は当然 ユニコーンが先頭に立ち、その後にベアトリクス機が真ん中に入り
最後に666中隊の二機が後ろで何とか付いて着てきた。
「うーーん、それにしても・・・ここまで性能差が違うとな・・・こいつらは第一世代機かそれとも第二か・・・情報が限られているからな・・・まっあ国連にもそうだけど・・・こいつらの国は冷戦中のドイツの関係と思っていたらいいか、シュタージュなんて普通にいるし。」
そうなのだ、サトシのいた世界ではドイツは吸収合併されており、その時に出てきたさまざまなファイルや関係書類によって・・・分裂していたドイツの関係は最悪だとわかりきっていたのだ。
もとっもとこの言葉は三人は聞こえては居ない為に問題ではない、そもそも母艦に案内するのだ、もはや通信は入らないと思って、ユニコーン側の通信は切ってはいるが、母艦群のレーダーから目を放さないようにしながら 自らの母艦であるベクトラ級1番館・ベクトラに帰還信号を送ると。
ベクトラ側もそれを受信した上で・・・後部格納庫エリアから延びるカタパルトデッキからガイドビーコンが点滅し始める。
これは誰もがわかりやすく着陸・帰還する為に母艦に備わっている機能ではあるが、実際の所はあんまり使われることがない機能である。
これにはちゃんとわけがある、確かに戦闘訓練・母艦からの発進・着陸の訓練ではこの機能は必須ではあるが、戦闘になれば事実上不要になる機能でもある。
これを使うと母艦の位置が常に戦場に絶対にばれる為に、殆どの軍隊が使わない機能に成り下がっていた。
だが地上でしかも雪が降っている中での視界も悪くなっているさなかでは、これほど頼もしい機能はないのだ。
そのためにサトシは再び通信を入れたのだ。向こうが驚かないようにまた迷わないように。
「今、ついたのはガイドビーコンというものです、これを頼りに付いてきてください、その先に自分の母艦があるので」
「「「了解」」」
三人とももはやなにもいう元気が無いのか、それともなにかを企むのかはわからないが、それでも返事だけはして
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ