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ラインハルトを守ります!チート共には負けません!!
第六話 日々精進です。
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、頑張らなくては。
アレーナは士官学校に敢えて入らずに、政界、財界、そして宮中や貴族に対しての監視をするために、フリーランスとして動いてもらうことになっているのだけれど、彼女はノイエ・サンスーシに行くことが決まってしまった。一応二人で話し合って、今後の展開やそれに対する手は検討済みだけれど、本当に一人で大丈夫なのかしら?不安を漏らしたら、だいじょうぶと言い切っていたけれど。
帝都女性士官学校 共同居室
■ フィオーナ・フォン・エリーセル
今回はラッキーだったわ。ティアナと同じ部屋になったどころか、教官・・・じゃなかった、イルーナ主席聖将・・・あ、違った!ややこしいわね。いいわ、教官って呼ぼう。うん、教官も一緒の学校だったのだから。これもあのおじいさまのなさったことなのかな。
転生した私の家は、貧しい貴族の家柄だったの。エリーセルって私の前世で最初にさずかった子爵の称号なんだけれど、今回生まれた「エリーセル」家には爵位はなかったの。ライヒスリッターっていう帝国騎士の家柄だったわ。
前世の私は、孤児で身寄りがなかったから、両親がいるだけありがたいと思いました。お二人ともとても優しくて素敵なご両親よ。ここに来てからもしょっちゅう手紙のやり取りはしているわ。
女性士官学校ができたって聞いたとき、「あ、これは絶対教官たちのなさったことなのかな。」って直感したの。だからそこに入れば何かしら道は開けると思ったわ。だってこのままでは私はどこかにお嫁に行くか、自分で自活するかどちらかしかないわけだもの。とてもラインハルトの手助けをする環境にはたどり着けないもの。
両親は本当は私を大学に上げたかったらしいけれど、でも、お金がすごくかかることを心配して諦めていたわ。だから私は士官学校に進みたいって言いました。最初はとても反対されたけれど、最後には認めてもらえたから良かったわ。卒業して最初のお給料が入ったら、絶対何かお父様お母様にプレゼントしようって思ってます。前世だと両親に何もしてあげられなかったから、せめてこの世界では親孝行したいな。
■ ティアナ・フォン・ローメルド
士官学校に入校できたわ。そしてラッキーなことにフィオと同室よ。そしてイルーナ教官にも出会えた。あ、同じ生徒なのにうっかり教官って言わないように気を付けなくちゃ。これ、口癖だから今更どうにもできないのよね。フィオと同じで。それにしてもこれ、前世の騎士士官学校時代を思い出すわね。あれ以来だけれど、懐かしくてとても新鮮。いいわね、こういうのって!学生時代やり直せるなんてとてもうれしいわ。あ、もちろん目的はしっかり覚えているわよ。
私の生まれた「ローメルド」家は一応伯爵の分家だったのだけれど、投機に失敗して没落、
私のお父様は平民のお母様と結婚したというこ
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