閑話@
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「品物、失礼します」
ちょうど話に区切りがついたところで、注文していた品がテーブルへと運ばれてきた。
「そういえば、昨日解散した後部室に残っていたようだけど、いったい何をしていたのかしら? 」
「特訓だよ」
「特訓?誰が? 」
「カグラ」
「あー、あのぶっきらぼうのね。どうしてそんなことをしたのかしら? 」
「他の奴と比べると、アイツは突出した分野がないんだよ。それに夢弓学園の話を聞いた限りでは、相手は剣と盾のみのエースがいるらしいし、その対策として接近戦を叩き込んでた」
「大人げなかった〜ヒロヤ君」
「お前もだバーロー」
「へー。それでどうだったの? 」
「イマイチだったかな〜」
「なんか途中で体調……ていうか、頭痛が酷くなりだしたようなんだ。無理させるわけにはいかないし、昨日はそこで解散した」
「あの苦しみようは普通じゃなかったね。オーバーリアクションってわけでもなさそうだったし、車で家に送ったよ」
「たくっ。体調管理ぐらいしっかりしろよな」
飯を食べ終え、少しゆっくりしてから店を後にする。
「それで、この後どうするんだよ? 」
「未定now」
「OK。お前を海に沈めるんだな」
「なんでさ!? 」
「お前なんのために俺達の呼び出したんだよ?せっかくの休みを棒に振る気かコラ? 」
「アハハハハ。まあ冗談だけどね。ちょっと買い物に付き合って欲しいな〜って」
あと、機嫌直す用に何か良いもの買って帰らないとね……っと、小さくトウイは言ったような気がしたが、俺には関係ないのでスルーした。
「買い物だったら私は別に構わないわよ。ちょうど近いうちにする予定だったし」
「それじゃあ、早速あのデパートへと向かおっか。行くよ荷物m……ゴホンゴホン!ヒロヤ君よ」
「お前今、荷物持ちって言いかけたよな?三回死んで二回生き返れよ」
「それじゃ一回足りないよ〜」
ーーー――
「まさか一日で全ルート行けるとは思わなかったぜ」
「主に部長と生徒会長のコンビが、難易度の高いルートをやってくれたおかげね」
「レンケイがスゴいデキてた」
「アキザワ セイヤ。貴様にしてはよくサポートしてくれたな」
「サクラこそ、相手のヘイトを自分に向けていたじゃないか」
やることが本格的に無くなってきたところで時計を見ると、時刻は六時になろうとしていた。
「時間も時間だし、今日はもう解散するか。飯の支度もしなきゃいけねぇし」
「じゃあ私達も帰りましょうか」
「そうすっか。また今度ウチで遊ぼーぜ」
「ウン……」
「また明日部室で会おう」
「じゃあ
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