閑話@
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「さーて。じゃあ早速俺ん家に行くか」
「ここから遠いのかな? 」
「そんなに遠くはねーッスよ」
「けど、二十分以上は歩くって言ってたじゃない」
「距離があるのなら、自転車通学にしたらどうだ?ヒメラギ トウヤ」
「それが、俺ん家から学園までギリギリ2kmないんスよ」
「ソレで、キョウはナニをするノ? 」
「それは着いてからの楽しみだぜ」
練習試合からの翌日、日曜日。俺達は集合場所の天之川学園からヒメラギの家へと向かっている。何故ヒメラギの家に向かっているかと言うと、昨日の部活終了後で…………
ーーー――
「皆、明日予定とかねーんだったら俺ん家に来ねーか? 」
「はっ?なんでだよ? 」
「私は特にないわ」
「ワタシも」
「同じくだ」
「俺も特にないよ」
「じゃあ決定だな。明日の十二時に学園の前で集合な」
ーーー――
「んで、なんのためにヒメラギの家に行くんだよ? 」
「ん?そりゃー、親好を深めるためだぜ?俺らはまだ出来立てのチームだし、仲間の事を知っておくのも大切だろ」
「親好を深めるつったって、何をすんだよ? 」
「そりゃー着いてからの楽しみだぜ」
それだけ言うと黙りこみ、そのまま俺達はヒメラギの後に続いた。
天之川学園から三十分近く歩き、ようやくヒメラギの家に着いた。見た目はどこにでもあるような二階建ての家だ。
「さあ着いたぜ。中に入ってくれ」
「「「お邪魔します」」」
「おジャマしまス」
家へと上がり、居間へと案内される。
「遠慮せずくつろいでくれよ。今飲み物とか持ってくっから、何かリクエストあっか? 」
「コーラ」
「オレンジ」
「ドクペ」
「アイスココア」
「ミルクティー」
「統一せいねーな!?てか誰だ!?ドクペなんてマイナーな物を要求したのは!?俺ん家にドクペなんて置いてねーよ! 」
結果、全員コーラかオレンジということになり、菓子等も運ばれてきた。
「んでヒメラギ。結局なんのために集めたんだよ?親好を深めるっつったけど、具体的にどうすんだよ? 」
「ん?そりゃー遊ぶに決まってんだろ?下らない話をしたり、ゲームとかしたりさ」
テレビを付けて、ゲームの準備をしながら言う。
「お互いの事を知っておくのも、今後の為にもなんだろ?仲間がどういう意図で行動してるのか、どうしてほしいのか。そういうのとか分かってた方がいいだろ」
「まあ……一理あるわね」
「そういうことなら、今日ははめを外して楽しんだ方がいいな」
「ふむ。了承した」
「ナニをするノ?
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