外伝〜ジェニス王立学園解放作戦〜後篇
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ていた。
「はあ……何と言うか。」
「思い込み、ここに極まれりだね。」
「本当にお目出度い人だねぇ。」
ギルバートの様子を見たエステルは呆れて溜息を吐き、ヨシュアは呆れた表情で頷き、アネラスは苦笑していた。
「な、なんだその反応は……」
一方エステル達の反応を見て、訳がわからなかったギルバートは戸惑った。
「あのねえ……。あんた、前にバレンヌ灯台で逮捕された時のことを覚えてないの?」
「わ、忘れるはずがないだろうッ!あの時のことを思い出すと今でも腸が煮えくり返るくらいだッ!」
「だったら僕たちに同行していた女生徒のことも覚えていますよね?一応、面識もあったみたいですし。」
「……ああ、クローゼ君のことか。そういえば拘束した生徒の中には見かけなかったような……。………………………………。え”。」
ヨシュアの話を聞いて頷いたギルバートはある事に気づき、そして考え込んだ後呆けた。
「そういう事。灯台でもクローゼ、細剣を使っていたでしょ?」
「そういえば……。……い、いやッ!そんな馬鹿な事はありえない!ここまでやったのに無駄足だったなんてことは……」
エステルの話を聞いたギルバートは同意した後、現実逃避を始めた。
「うーん……現実逃避を始めましたねぇ。」
「市長さんの秘書をやっていた頃と本当に大違いだよ………ずっと誰かの秘書をやっていた方がよかったんじゃないのかな?」
「……哀れな。」
ギルバートの様子を見たアネラスとミントは苦笑し、クルツはギルバートを哀れんだ。
「だ、黙れッ!どの道、人質を取っている以上、僕が有利なのは同じことだッ!傷付けられたくなかったら全員、すぐに武装解除しろッ!」
「ひっ……」
一方ギルバートは逆ギレして、女子生徒に銃を突きつけて叫んだ。銃を突き付けられた女子生徒は悲鳴を上げた。
(……なんか本気でぶっ飛ばしたくなってきたわね。)
(何とか隙を突ければ……)
ギルバートをエステルはジト目で睨み、ヨシュアが考え込んだその時!
「ピューイ!」
「ぐあッ!」
ジークが飛んできて、ギルバートに突進し、突進されたギルバートは女子生徒を離して、怯んだ!
「リチェル、こっちよ!」
「は、はいっ!」
そして女子生徒はエステルに言われ、エステル達の後ろに走って行った。
「ピュイ!」
「な、な、な……」
ジークの登場にギルバートは呆け
「ジーク君!」
「ジーク……どうしてここに!?」
「もしかしてクローゼに頼まれたのかい?」
ミントは嬉しそうな表情になり、エステルとヨシュアは尋ねた。
「ピューイ♪」
2人の疑
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