外伝〜比翼の竜達、異種族を率いし皇女〜
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」
荒れ狂う炎の渦を見ながら、ペルルはフィニリィに近寄り、嬉しそうに言った。
「……ま、それなりに技術が高い事は認めますけど、ウィルと比べれば、まだまだですわ。」
「フフ………本当にウィルの事が大好きなんだね、フィニリィは。」
「う、五月蠅いですわよ!フン!」
ペルルに微笑まれたフィニリィは顔を真っ赤にした後、ペルルから視線を逸らし、アーツが合わさった事によって起こった炎の渦が消えるのを見た。
「そろそろ決めさせてもらいますわ!幻の真髄………特とご覧あれ!!」
そしてフィニリィは魔術による自分自身の幻影を十数体、作った!フィニリィの幻影達は敵達を囲むように散らばり
「さあ!行きなさい!」
本体のフィニリィは槍を敵達の方向に向けて指示をした!すると幻影のフィニリィ達はさまざまな魔術、戦技を一斉に放った!
「ウフフ♪……これで……終わりですわ!」
本体のフィニリィ口元に笑みを浮かべた後、は両手を上に掲げた!するとすざましい純粋属性の巨大な魔力球がフィニリィの頭上に現れた!また、幻影達も同じ動作をして、自分の身体と同じ大きさの純粋属性の魔力球を頭上に作った!
「奥義!幻影の嵐!!」
そして本体のフィニリィ、幻影のフィニリィ達は魔力球を一斉に放った!すると敵達のいた場所に辺りを響き渡らせるほどの轟音を上げると同時に大爆発を起こした!自分の得意技である幻影、魔術の力を最大限に利用したフィニリィのSクラフト――幻影の嵐の威力はすざましく、機械人形達は跡形もなく消滅し、さらに森林の一部すらも消滅し、また敵達がいた場所はクレーターが出来ていた!
「うふふ!ごきげんよう♪」
Sクラフトを放ち終わったフィニリィは笑顔を浮かべて言った。
「アハハ………ちょっとやりすぎじゃない?森林の一部が消えちゃっているけど………後で怒られないといいんだけど………」
「フフ、何を言っているのかしら?敵の進行を食い止めたわたくし達が”少し”戦場の一部を破壊したぐらいで、責められる言われ等、ありませんわ。」
苦笑しているペルルにフィニリィは上品に笑いながら答えた。
「す、”少し”って………」
フィニリィの言葉を聞いたペルルは消滅している森林の部分を見て、冷や汗をかいていた。
「……援軍も来ないようですし、さっさとプリネ達の元に行きますわよ!」
「う、うん。」
そして2人はプリネ達の元に向かった。
ペルル達が戦っている一方プリネとパラスケヴァス、そしてペルル達を援護していたアムドシアスは戦況を見て、ペルル達の援護はこれ以上不要と判断し、プリネ達の援護に廻っていた。
「ハァァァァァ…
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