第95話
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ーヤは頷いた。
「ふふ、そうだな。彼らが心置きなく戦えるよう最善を尽くさせてもらおう。方術―――貫けぬこと鋼の如し。いくぞ、みんな!」
グラッツ達の言葉に頷いたクルツは味方全員にクラフトを放って、自分を含めた味方全員の防御力を上げた後、号令をかけた。
「おおっ!」
「ああっ!」
「了解っ!」
「「はいっ!」」
クルツの号令に頷いたグラッツ達は戦闘を開始した!
〜メーヴェ海道・ルーアン近郊〜
一方その頃、ジェニス王立学園の生徒達は兵士達の誘導によって、次々とルーアン市に避難し、最後の組である学園長のコリンズ、生徒達の誘導をしていたジルとハンスが兵士達に守られてルーアン市に向かっていたが、街道の分かれ道でマノリア方面から機械人形達が現れ、兵士達は銃を撃って、敵を近づけないように応戦していた。
「クソ………後少しでルーアン市に到着できるのに………!」
「せめて接近戦を得意とするメンフィル兵を何名かこちらに廻してもらうべきだったか……!」
「ひるむな!必ずルーアンに送り届けるぞ!」
兵士達は必死の様子で銃を撃って、攻撃していた。
「あっちゃ〜……こりゃ、本気で不味いかもしれないわね…………」
「おいおい、縁起でもない事を言うなよ………できるだけ避難の誘導を早くしたんだけどな………」
兵士達の様子を見たジルは溜息を吐き、ジルの言葉を聞いたハンスは指摘した後、若干後悔していた。
「後悔することはない。君達はよくやってくれたよ。………む。」
後悔しているハンスにコリンズが慰めの言葉をかけた後、避難する際通って来たヴィスタ林道方面を見て驚いた声を出した。
「どうしたんですか、学園………い!?」
コリンズの様子に首を傾げたジルはヴィスタ林道を見ると、そこから装甲獣達が迫って来ていた!
「な………!」
「側面からだと!?」
側面の敵に気付いた兵士達は驚いた。
「クソ。こんな事なら念の為にレイピアを持って来るべきだったぜ……」
「やめときなさい。クローゼにも勝てないあんたが勝てる訳ないでしょ。それに素人が戦っても怪我するだけよ。」
「うぐっ。そうハッキリ言うなよ………それにこの状況だとないよりマシだろ?」
ジルの指摘を受けたハンスは唸った後、答えた。
(………女神達よ………私の事はどうなっても構いません。ですから未来ある子供達を守って下さい………!)
コリンズがその場で祈ったその時!
「行っくよ〜!ストーンインパクト!!」
「受けなさい!メテオフォール!!」
なんと、空よりアーツが降り注ぎ、ジル達に迫っている装甲獣達に命中した!アーツに命中した敵達は怯み、そして
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