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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(SC篇)
第95話
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反対からだと!?」

新たな敵の登場、そして挟み撃ちされた事に兵士達は驚いた。

「ふええええん!」

「こ、こうなったらオイラだって……!」

「いけません!下がっていなさい!」

ダニエルは泣き、クラムは勇んだが、テレサが制止した。

(女神よ……無力な我らを救いたまえ。)

そしてテレサは子供達を守るように前に出て、祈り、そして敵達がテレサ達に向かって突進したその時!



「スパイラルフレア!!」

「エアリアル!!」

テレサ達に襲い掛かる敵達に突如、アーツが放たれた!アーツを受けた敵達は怯んだ!

「十六夜………”円舞”!!」

そして怯んだ敵達の中心地に森の中から出て来たツーヤが飛び込み、クラフトを放ってダメージを与え、1体を残して敵達を倒した!

「ハアッ!止め!!」

さらにミントが続くように森の中から飛び込んできて、クラフト――ボルカニックファングを放って、止めを刺した!

「聖なる水よ……奔流となり、我が仇名す者達に裁きを!リ・カルナシオン!!」

続けてツーヤは兵士達が牽制していた敵達に魔術を放って、ダメージを与え

「異界の円環よ!捉えし者を浄化の炎で焼き尽くせ!オキサイドリング!!」

そして止めを刺すかのごとく、ミントも魔術を放って、ツーヤがダメージを与えた敵達に止めを刺した!



「あ、あんたたちは!?」

「も、もしかして……」

「遊撃士さん……!?」

ミント達の登場に兵士達は驚き、クラムとマリィは表情を輝かせて尋ねた。

「よかった、間に合って………クラム、ダニエル。怪我はない?」

「マリィとポーリィも大丈夫?」

そしてミントとツーヤはテレサ達に近づいて来て優しい微笑みを見せて尋ねた。

「う、うん………」

「あれ………?どうして私達の名前を………?」

2人に尋ねられたダニエルは戸惑いながら頷き、マリィはある事に気づいて尋ねた。

「フフ、2人とももう、ミント達の事を忘れたのかな?」

「ミントちゃん。あたし達は”成長”したんだから、わからなくても仕方ないよ。」

クラム達に優しい微笑みを見せているミントにツーヤは苦笑しながら言った。

「へっ……………」

「う、嘘っ………!?」

「ミントお姉ちゃんだ〜!」

「それにツーヤお姉ちゃんもいるの〜!」

ミントとツーヤの言葉を聞いたクラムは驚き、マリィは信じられない表情をし、ダニエルとポーリィは嬉しそうな表情をした。

「フフ、よかった。ミント達の事、わかってくれたみたいだよ?ツーヤちゃん。」

「うん。久しぶり、みんな………!」

ミントの言葉に頷いたツーヤは優しい微笑みをクラム達に見せた。
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