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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第165話
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級”と言ってもおかしくないね。」
レンがイリーナ会長の端末にまでハッキングした事を証明されたエリオットとマキアスは表情を引き攣らせ、クロウは疲れた表情で呟き、ジョルジュは冷や汗をかいて苦笑し、フィーはジト目で呟き
「おお……っ!小悪魔に加えて天才属性まで付与されている仔猫ちゃんとか最高じゃないか!」
「いや、意味わかんないですから。―――それよりレン姫。先程鉱員達が閉じ込められている所までの最短ルートを案内すると仰いましたが……何故俺達に協力してくださるのですか?」
興奮している様子のアンゼリカに呆れた表情で指摘したリィンは気を取り直してレンに尋ねた。
「お兄さん達―――”Z組”には”通商会議”の時の”借り”があるからね。せっかくの機会だからその”借り”を返しておこうと思ってね。」
「”借り”……?」
レンの答えを聞いたリィンは首を傾げ
「―――――皆さんが列車砲を止めてくれたお蔭でレンさん達も無事でしたからね。そのお礼ですよ。」
「あ…………」
ツーヤの説明を聞いたアリサは呆けた声を出した。
「けど、わたし達と一緒についてきて後で問題にならないの?他国の皇女が勝手に動いたりしたら、後で問題になりそうだけど。」
「確かにそうだよな………」
フィーの疑問を聞いたマキアスは困った表情でレンを見つめたが
「うふふ、”カレイジャス”に乗せて貰ったオリヴァルト皇子への”お礼”としてテロリスト達によって捕えられた鉱山員達の救出並びにテロリスト達の討伐又は捕縛を行った所で、感謝はされても問題にはならないし、ログナー侯爵だって、表向きは貴族派もテロリスト達と敵対している事になっているのだから何も言えないわ♪それに昨日ハッキングでラインフォルトグループを調べていたついでに”ログナー侯爵家”の弱味も手に入れたから、何か言ってきてもそれを使って逆に脅迫できるわよ?」
小悪魔な笑みを浮かべて答えたレンのとんでもない話にリィン達は冷や汗をかいて表情を引き攣らせ
「ハア……やっぱりそんな事をしていたんですか……」
「ううっ、ハッキングでRFグループのデータがどれほど流出しているのか、心配になってきたわ……」
「フフ、父上が脅迫されている所か……その瞬間を是非みてみたいね♪」
ツーヤとアリサは疲れた表情で溜息を吐き、アンゼリカは口元に笑みを浮かべた。
「それにレンがお兄さん達と一緒に行動する事はもし領邦軍に見つかった時もレンがお兄さん達の身を保証してあげるから、レンを連れて行った方が領邦軍との面倒事がなくなると思うけど?」
「そ、それは……」
「確かに彼女の言う通りだね。私が領邦軍を相手に君達の身を保証しても、ほとんど意味はない
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