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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第三話 昇格試験 ゴール、そして……
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油断から怪我をしてしまったティアナ。
でも誰も諦めていなかった。最終関門に向けて、三人が力を合わせる。
魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者、始まります。
outside
上空のヘリから、はやてとフェイトが様子を伺っていた。
少し前に、アスカが一人で飛び出して大型オートスフィアの攻撃を受けていたのだ。
「さっきのは、先行で様子を見にきただけやろな?」
「うん、サーチャーが壊れたのが気になるけど……あ、出てきた」
モニターに、アスカとティアナが映し出される。
「そろそろ落としにかからんと、時間切れになってまうで?どう攻めるんやろなぁ」
そのノンビリとした口調とは裏腹に、はやての目はキラリと光っていた。
アスカside
「デュアルプロテクション!」
オレは自分とティアナにバリアを張り巡らせた。
ラスボスの射撃がガンガン当たるが、とりあえずは持ちこたえてみせる。
しかし、どういうつもりだ?このまま攻撃を引きつけながら接近しろって?
作戦の詳しい内容は教えてくれなかったから、言われた通りにティアナを守りながら最終関門のビル目指して駆けている。
「っと!」
さっきの攻撃でも分かっていたけど、ラスボスの正確な射撃がオレ達を狙ってくる。
ティアナの分のバリアも強度調整をする。
「そろそろか……行くぞ!」
オレが指示を受けたのは、一定の時間までティアナを守る事。そして、時間が来たら速やかに離れる事だった。
「エリアル・ダッシュ!」
一気に加速してオレはティアナから離れた。
すると、ラスボスの攻撃がティアナに集中する。
オレの張ったバリアが破壊されて、ラスボスの射撃がティアナを直撃した。
outside
「あっ!?直撃?」
はやてが思わず声を上げた。
(こんなあっさり脱落?)
予想外の事に驚くはやて。
「いや、あのティアナは囮だね。本物じゃない」
フェイトがモニターを凝視して呟いた。
その言葉を裏付けるように、高架橋からティアナが一人、また一人とモニターに表示される。
「幻術か!やるなぁ!」
はやては感嘆の声をあげる。
「完全に騙されたね。まさか幻術のティアナをバリアで守るなんて」
常識にとらわれない戦略にフェイトも感心した。
「敵の注意を引きつけるには充分な時間を稼いだ、ってとこやな」
その頃、アスカは大型オートスフィアの待つビルに突入する寸前だった。
だが、最上階近くから爆音がしてビルが揺れたので、思わず立ち止まっていた。
見ると、ビルの後
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