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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第三話 昇格試験 ゴール、そして……
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ぉぉぉ!」

雄叫びと共にシールド出力を上げるアスカ。

スパークするように魔力が飛び散り、シールドとバリアが対消滅した。

「今だ!」

アスカが伏せるのと同時に、尋常じゃなく魔力を高めたスバルが切り札を出した。

「一撃必倒!デバインバスタアァァァァァァ!」

気合一閃、スバルは必殺のデバインバスターを放った。

オートスフィアを貫通する魔力光。

リボルバーナックルから撃ち出された光が、オートスフィアを文字通り一撃で破壊した。

「デバイン…バスター……だと?」

信じられない物を目の当たりにしたアスカは、唖然としてスバルを見る。

「さあ、ティアの所に行こう!」

「あ?あぁ……」

とにかく驚くのは後。

そう判断したアスカは、スバルが作り出したウイングロードの上をエリアルダッシュで駆け抜けた。

ティアナと合流してスバルは、彼女を背負う。

「時間は?」

「あと一分ちょっと、急いで!」

アスカの問いかけにティアナが答える。

三人は頷き、ゴール目がけて走りだした。





最後の直線の先にあるゴール地点で、リインは三人を待っていた。

「あっ!きたですね!」

遠くから土煙が二つ近づいてきている。

一つはティアナを背負ったスバル。

もう一つは、スバルと併走してエリアル・ダッシュをしているアスカだ。

本来、エリアル・ダッシュは短距離の移動魔法であるが、それを連続で行使する事によってスバルのスピードについて行っているのだ。

「見えて来たぞ!」

アスカがゴール近くのターゲットを発見する。

「あと何秒?」

「16秒、まだ間に合う!」

スバルの問いかけに即答したティアナが、ターゲットを撃ち抜く。

リインはそれを確認した。

「はぁい!ターゲット、オールクリアです!」

これで全ての障害物はなくなった。後はゴールするだけ。

「魔力、全開ィィィィィィ!」

スバルは残り全ての魔力をローラーブーツに注ぎ込み、超加速した。

「はやっ!」

置いて行かれないようにアスカも加速し、何とかついて行く。

(は、速すぎないか、これ!)

アスカがそう思ったとき、振り解かれないようにスバルにしがみついていたティアナが叫んだ。

「ちょっ!スバル!止まる時の事、考えてるんでしょうね!」

「えぇ??」

完全に忘れていた、とその顔が言っている。

「マジかぁぁぁぁぁ!」

思わずツッコミを入れるアスカ。

アスカもかなりのスピードを出しているが、最終的には衝撃を吸収するバリアで止まれば良いと思っていたのだ。

まさかこの二人がノープランだとは思ってもみなかっ
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