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5部分:第五章
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と並ぶ日本の敵である。
「小久保の怨みがありますから」
「楽天も安心できませんしね、巨人の金には」
 こう話しているとだった。佐野も加わってきた。
「全くよ。巨人はね」
「チーフもやっぱり」
「アンチ巨人ですか」
「広島で巨人を応援すればそれだけで死ねるわよ」
 最早断言であった。
「江田島から呉まで泳いでもらうわ」
「鮫がいてもですね」
「そうよ」
 ここでも断言だった。
「その場合はね」
「巨人は敵」
「まさにそうですか」
「まあ関西でも同じだけれどね」
 麻里子と響だけでなく部長も言ってきた。

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