東方死神默-5 死神となった半妖
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私は今、意識が薄く残っている。
あと、よく揺れている。
全身が。
........と。
私が目を覚ますと、民家にいた。
寝室か?ベットがおいてある。
ランプのようなものが
たてつけられ、明かりには困らない。
マントが........外されていた。
確認すると、私は素の状態だった。
特に恥ずかしがることはなく←異常
ドアを開けると、男性がいた。ちょうど
薬と衣服を持ってきてくれたみたいだ。
人間「あ......その....えっと。」
クロハ「素っ裸なのが異常なのか?
マントが外されてた。」
私はこうも冷淡に答えていた。
人間「いや、ごめん。マントが
ボロボロだったからさ。」
クロハ「そこまでボロボロだったか?」
風見幽香から逃げる際、
どこにもぶつかってないはずだ。
人間はその私のマントを持ってきた。
クロハ「..........っ!?」
マントはボロボロだった。
そこらに穴だらけ。傘で刺されたとき
岩石に潰されたとき。
そういやボロボロになっても無理はない。
人間「私の巣立った子供が持ってた服
だからおさがりだが、
ほとんど使わなかったったから、
君にあげる。」
クロハ「ほぼ新品なのか?」
使用感なく畳まれた服に着替える。
着替え終えて....
人間「とても似合っているよ!」
......と鏡を渡してくれた。
服装は、黒と灰色で統一。
背中には小さくマントがあり、
まぁ私はお洒落に興味なかったので
どのようなのかはわからなかった。
少し短めのスカートにタイツ。
黒と灰色であしらわれてる。
私自身の顔ともあわせた。
髪の毛は銀髪。というか白に近い。
目は赤い。
透き通るかのように輝いている。
抉られたはずの頬の傷もない。
クロハ「ミシンとかない?」
人間「あるけど......」
私は寒がりゆえ、いつも凍えていた。
特に顔の部分が強く。
人間からミシンを借りて、ボロボロに
なった死神マントを縫い始めた。
少し時間が経って、
クロハ「ふぅ。」
死神マントは帽子になった。
若干不釣り合いなバランスだが。
これをアイロンで暖め、
完成した。
次の日
クロハ「じゃあおいとましますね。」
私は映姫にとりあえず挨拶だけでも
すましてくる。
人間「いつでも遊びにおいでな!」
クロハ「三途行!!」
私は死神特有の能力、三途行を使う。
昨日は気が動転してたし、あの妖怪なら
三途行を通り抜けてしまうのではと
思ったのである。
楽園にて
クロハ「映姫様。ただいま戻りました
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