第75話
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番で、”友達”としてエステル達に力を貸しています。」
ケビンに尋ねられたリタは首を横に振って答えた後、自己紹介をした。
「”冥き途”?なんやそれ??」
リタのある言葉にケビンは首を傾げて尋ねた。そしてリタはケビンに”冥き途”やゼムリア大陸に来た経緯を説明した。
「ま、まさか異世界には聖典で書かれてある空想の場所があるとは………しかもその門番があのソロモン72柱の1柱、序列第24位の”冥門候”やなんて………!(こら、アルテリアに帰ったら報告せんとあかんな……まさか異世界でソロモンの悪魔が実在するなんて……まあ、天使や神が実在しているねんから、伝承クラスの悪魔がいてもおかしくはないけど………)」
リタの説明を聞いたケビンは信じられない表情をした。
「フフ、それとそこにいるプリネちゃんもソロモン72柱の1柱を使い魔にしていますよ?」
「なんやて!?」
リタの説明を聞いて驚いたケビンはプリネを見た。
「ええ。アムドシアスという名ですが………ご存じですか?」
「アムドシアス………序列第67位の”一角候”かいな……!(おいおい、勘弁してくれよ………メンフィルはソロモンの悪魔さえも従えているんかいな………)」
(ほう………まさか異世界の者でありながら、我やナベリウスの序列を知っているとは。ふむ、異世界の者でありながら我らの事を詳しく学んでおるな。)
心の中で溜息を吐いて表面上は驚いているケビンを見たプリネの中にいるアムドシアスは自分の事をよく知っている事に感心していた。
「後はウィル――異世界の人間のあたしの知り合いの話だとアスモデウス……だっけ?確かその魔神もソロモン72柱の1柱の魔神で、ウィル達に力を貸してくれているって言ってたわね……」
「……………………(今度は序列第32位でさらに”七つの大罪”の一つ、”色欲”を司るソロモン72柱の1柱かいな……!そんなんも味方にしているなんてむ、むちゃくちゃや………そんなんを味方にする人間って、どんな人間やねん………”神”や古の悪魔が実在するといい、どれだけ非常識やねん、異世界は………!)」
さらにエステルの話を聞いたケビンは呆けた状態で、心の中で頭を抱えた。
「………それにしても貴方、以前クロスベルで一緒に戦った方と雰囲気が似ていますね?もしかしてあの方のお仲間ですか?」
「へ?クロスベルで戦ったって一体何があったの??」
リタの話を聞いたエステルは首を傾げて尋ねた。そしてプリネ達はクロスベルであった出来事を話した。
「あ、あはは……大人しそうに見えて、プリネもリフィア達に似ているところがあるわね………」
「あう。………本当なら手荒な事はしたくなかったんですが、あの時は仕方なくて…………」
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