暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(SC篇)
第72話(5章終了)
[5/10]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


エステルは棒に光と聖炎を宿らせ、連続で攻撃する”桜花無双撃”の魔棒技でありSクラフト――極光聖桜炎花無双撃を、リタはSクラフト――魔槍憑依を竜の足を攻撃した!

「グオオオッ!?」

足を攻撃された竜は地面に倒れた!

「………………………………。」

それを見たアガットは石のアクセサリーを強く握りしめた後、重剣を構え、そして!

「これで決まりだ!!らあぁぁぁぁぁぁ……!ふおらぁ!」

その場で力を溜めた後高台からさらに高くへと跳躍し

「うおぉぉぉぉぉぉ……っ!だぁぁぁぁっ!」

空中で竜の姿を形どったすざましい闘気を纏い、そして!

「行くぜっ!ドラゴンダーーイブ!!」

竜の額に付いている”ゴスペル”めがけて、突進した!



常人離れした跳躍から繰り出される、炎を纏った突進技にしてSクラフト――ドラゴンダイブを竜の額に付いている”ゴスペル”に命中させた!すると重剣は真っ二つに割れ、”ゴスペル”も完全に壊れた!

「やった……!」

「ええ……!」

ゴスペルが壊れるのを見たエステルとリタは明るい表情をした。

「うむ!この我がいるのだ!当然の結果だな!」

「よかった〜!もう、これで戦わなくてもいいんだよね!?」

「うん……!本当によかった………!」

「………………………」

一方アムドシアスは胸を張り、ミントとツーヤは”竜化”を解いて安堵の溜息を吐き、カファルーは竜を一瞥した後、エステルが装着している腕輪に戻った。 そしてエステル達はアガットに駆け寄った。

「アガットさん……凄いです!」

「見事な一撃でしたよ。」

「ヘヘヘ……。竜も何とか倒せたし、一件落着といった所か―――」

ティータとリタの賞賛を聞いたアガットが安堵の溜息を吐いたその時

(…………見事だ………………)

突然、エステルに念話が届いた。

「え……」

「い、今の声は……」

「どこから聞こえてきた!?」

突然の念話にエステルとティータは驚き、アガットは周囲を見回した。

「………まさか。」

「えっと、もしかして………」

「あの竜から………ですか………?」

一方リタとミント、ツーヤは竜を見た。すると竜はゆっくりと起き上がった!



(見事だ……人の子……そして異界の者達よ。我が名は”レグナート”。この地に眠る竜の眷族(けんぞく)だ。)

「あ……」

「これは……お前が喋っているのか!?」

竜――レグナートの念話にエステルは呆け、アガットは驚いた表情で尋ねた。

(私は、おぬしらのような発声器官を持っていない。故に『念話』という形で語らせてもらっている。おぬしらはそのまま声に出して語
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ