第72話(5章終了)
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」
エステルは棒に光と聖炎を宿らせ、連続で攻撃する”桜花無双撃”の魔棒技でありSクラフト――極光聖桜炎花無双撃を、リタはSクラフト――魔槍憑依を竜の足を攻撃した!
「グオオオッ!?」
足を攻撃された竜は地面に倒れた!
「………………………………。」
それを見たアガットは石のアクセサリーを強く握りしめた後、重剣を構え、そして!
「これで決まりだ!!らあぁぁぁぁぁぁ……!ふおらぁ!」
その場で力を溜めた後高台からさらに高くへと跳躍し
「うおぉぉぉぉぉぉ……っ!だぁぁぁぁっ!」
空中で竜の姿を形どったすざましい闘気を纏い、そして!
「行くぜっ!ドラゴンダーーイブ!!」
竜の額に付いている”ゴスペル”めがけて、突進した!
常人離れした跳躍から繰り出される、炎を纏った突進技にしてSクラフト――ドラゴンダイブを竜の額に付いている”ゴスペル”に命中させた!すると重剣は真っ二つに割れ、”ゴスペル”も完全に壊れた!
「やった……!」
「ええ……!」
ゴスペルが壊れるのを見たエステルとリタは明るい表情をした。
「うむ!この我がいるのだ!当然の結果だな!」
「よかった〜!もう、これで戦わなくてもいいんだよね!?」
「うん……!本当によかった………!」
「………………………」
一方アムドシアスは胸を張り、ミントとツーヤは”竜化”を解いて安堵の溜息を吐き、カファルーは竜を一瞥した後、エステルが装着している腕輪に戻った。 そしてエステル達はアガットに駆け寄った。
「アガットさん……凄いです!」
「見事な一撃でしたよ。」
「ヘヘヘ……。竜も何とか倒せたし、一件落着といった所か―――」
ティータとリタの賞賛を聞いたアガットが安堵の溜息を吐いたその時
(…………見事だ………………)
突然、エステルに念話が届いた。
「え……」
「い、今の声は……」
「どこから聞こえてきた!?」
突然の念話にエステルとティータは驚き、アガットは周囲を見回した。
「………まさか。」
「えっと、もしかして………」
「あの竜から………ですか………?」
一方リタとミント、ツーヤは竜を見た。すると竜はゆっくりと起き上がった!
(見事だ……人の子……そして異界の者達よ。我が名は”レグナート”。この地に眠る竜の眷族だ。)
「あ……」
「これは……お前が喋っているのか!?」
竜――レグナートの念話にエステルは呆け、アガットは驚いた表情で尋ねた。
(私は、おぬしらのような発声器官を持っていない。故に『念話』という形で語らせてもらっている。おぬしらはそのまま声に出して語
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