第67話
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スまで送った後、ボースの街とラヴェンヌ村の復興をして下さい。既にクローゼさん……じゃなく王国には説明してあるので、市長邸に向かってここにいる市長さんに具体的な復興が必要な場所を聞いて下さい。」
敬礼されたミントは戸惑いながら言った後、メイベルに目を向けた。
「………わたくしがボース市長ですわ。夕方に王国軍から復興のメンフィル兵の方々が来ると連絡を受けていましたが………まさかこんなにも早く来ていただけるとは思いませんでした。今日はお休みになって、明日からお願いします。具体的な事については明日、説明しますので………」
「ハッ!失礼いたします!」
そしてメンフィル兵は敬礼をした後、野営地内に向かった。そして残っていたもう一人のメンフィル兵がエステルに敬礼をして話しかけた。
「エステル様!陛下のご指示通り、現在ミント様の護衛部隊と同じ行動をしていますが、我々は今後、どうすればよろしいでしょうか!」
「(う”、今度はあたしか………)………今日は疲れた体を休ませて、明日からボースの復興を。復興の必要な具体的な場所はこちらのメイベル市長に聞くように。メイベル市長からも説明されると思うけど、被害はボースだけでなく、ラヴェンヌ村もあるから2つの部隊に分けて、それぞれ復興をするように。」
「ハッ!失礼いたします!」
エステルの指示に敬礼したメンフィル兵も野営地内に向かった。
「フウ………緊張するし、疲れるわ〜!」
「ママはまだいいよ〜!ミントなんか、大勢のメンフィルの兵士さん達に敬礼をされたんだよ〜!すっごく、びっくりしたんだから〜!」
エステルが疲れた表情で溜息を吐くと、ミントは頬を膨らませて言った。
「フフ………それにしてもエステルさん、立派で、そして的確に指示をしていましたよ?私ではあんな風に指示できませんよ。ミントちゃんも初めてとは思えないほど、的確な指示をしていましたし………」
2人の様子を見たクローゼは苦笑しながら言った。
「フフ、そうかな?遊撃士をやっているお蔭かな?」
「あ、あはは………(ハア。ラピスとリンの記憶で兵を率いた経験があって、よかった〜!なかったらあたし、混乱していたわよ………)」
クローゼの言葉を聞いたミントは恥ずかしそうな表情で微笑み、エステルは冷や汗をかいて苦笑していた。
「フム。確かにこれなら、護衛はいらんようじゃの。」
「ええ。………ボース復興にこんなにも多くのメンフィル兵達を派遣して頂き、本当にありがとうございます、エステルさん。」
一方ルグランは野営地を見て頷き、メイベルはエステルに感謝した。
「あはは………あたしはあたしのできることをしただけよ、市長さん。まあ、あたしもこんなに来るとは思わなかったけど。」
メイ
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