第67話
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らもほぼ1個中隊に値する数です。その内、ファーミシルス様率いる親衛隊員や”竜騎士”、”水竜騎士”が数名配属されており、さらに一般兵達も実戦で叩き上げた精鋭揃いですよ。その中には”百日戦役”で活躍した兵もいます。」
「………………………」
プリネの説明を聞いたエステルは口をパクパクさせた状態で固まった。
「エステルさんが驚くのも無理ないですよ………あたしも自分の護衛部隊の数を知って驚きましたし………」
エステルの様子を見たツーヤは苦笑しながら言った。
「あ、あのエステルさん、一体どういう事なんですか………?」
一方訳がわからなかったメイベルは恐る恐るエステルに尋ねた。そして驚いて固まっているエステルに代わって、クローゼが説明した。
「エ、エステルさんがメンフィルの貴族に………!それも爵位持ちだなんて………!今までの御無礼、お許しください!」
クローゼの説明を聞いたメイベルは驚いた後、エステルに向かって頭を深く下げた。
「あ、頭を上げてよ、市長さん!それに今まで通りの接し方でいいし!今のあたしは遊撃士なんだから!」
我に返ったエステルは慌てててメイベルに言った。
「フッ。”爵位持ちの”もしくは”貴族の”だけどね。」
「そこ!余計な事は言わない!」
オリビエの呟きが聞こえたエステルはオリビエを睨んだ。そしてミントを見て言った。
「だからミント、そのマントを付けていて、それであたしにも付けるように言ったのね…………」
「うん。せっかくミントがいるから、”ルーハンス”家の当主として直々に指示を出すべきだってプリネさんのお父さんに言われて………ママの護衛部隊の人達はプリネさんのお父さんが指示して、ここまで来たんだ………それでボースに到着してからの指示は”エステル”に従うようにって………」
「そ、そうなんだ………(リウイの奴〜!そんな指示をするんだったら自分がボースまで来て、指示すればいいでしょーが!どうせイリーナさんとどこでもイチャイチャしているんだから、イリーナさんと一緒に来て指示すればいいでしょーが!)」
ミントの話を聞いたエステルは頷き、心の中でリウイに怒った。
「それにしてもほぼ1個中隊とはとんでもない数じゃの………」
「エステルやミントでその数となると、プリネさん達の護衛部隊はどのぐらいいるのですか?」
一方エステルとミントの護衛部隊の数を知ったルグランは驚いた表情で呟き、シェラザードはプリネに尋ねた。
「ツーヤはミントと一緒で、他の方達は存じていませんが私は約450名、レンは約300名。マーシルン家の長女であるティアお姉様は2個大隊――約2000名。さらにマーシルン家の跡継ぎの第一候補であるリフィアお姉様はその2倍の約400
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