第64話
[3/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
アガットの手から弾き飛ばされ、アガットの傍に落ち、アガット自身は崩れ落ちた!
「………………………………」
崩れ落ちたアガットを一瞥したレーヴェは竜を見た。
「さてと……そろそろ時間のようだな。今のうちに『ゴスペル』の制御式を調整しておくか……」
「……ま、待ちやがれ……」
レーヴェが何かをしようとしたその時、アガットは傍に落ちていた武器を拾って、武器をレーヴェに向け立ち上がった!
「ま……まだだ……。まだ終わっちゃいねえぞ……」
「この期に及んでまだ戦おうとするとは。いいだろう。至らぬ身のまま果てるがいい。」
レーヴェがアガットに止めを刺そうとしたその時!
「だめーー!!」
なんと導力砲を持ったティータがアガットを守るかのように、アガットの前を立ちはだかった!
「チビスケ…………なんで……こんな所にいやがるッ……」
ティータの登場に驚いたアガットは信じられない表情でティータを見た。
「えとえと………アガットさんが心配で、それでお姉ちゃんと…………」
アガットの疑問にティータが答えたその時
「ティータ!!」
「ティータちゃん!!」
エステル達もアガット達の所に走って近づこうとしたが
「……留めろ。」
レーヴェがゴスペルを出して呟くと、鎮まっていた竜がエステル達に向かってドラゴンブレスを吐いた!
「くっ……!」
「チッ、やっかいな……」
竜の攻撃によって、エステル達は近づく事ができなかった!
「……………………」
プリネは決意の表情になり、身体能力を生かして、素早い動きで竜の視界から離れるように廻りこみ、気配を殺してアガット達に近づき始めた。
「………………………………」
一方エステル達を留めたレーヴェは静かにアガットたちの所に歩み寄った。
「あ、あう………こ、来ないでくださいっ!」
近づいて来るレーヴェに慌てたティータは武器を構えた。
「ば、馬鹿野郎……。そんな物が通用するかっ!いいから……とっとと逃げろ……!」
ティータの様子を見たアガットはティータに警告した。
「ラッセル博士の孫娘、ティータ・ラッセルか……。天才少女と聞いていたがいささか無鉄砲が過ぎるな。女子供を手にかけるのは趣味ではないが―――必要とあらば斬る。大人しくそこをどくがいい。」
一方レーヴェはティータに警告した後、ティータに剣の切っ先を向けた!
「き、貴様ああっ!」
ティータに剣を向けたレーヴェをアガットは悔しそうな表情で睨んだ!
「ど、どきませんっ!」
一方ティータは決意の表情でレーヴェを見て言った!
「わたし……アガットさんに助けてもらってばかりだ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ