第62話
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グランに尋ねた。
「わしがこの街に来たのは『百日戦役』が終わった後じゃよ。かつてリベールの遊撃士協会はグランセルにしかなくてな……。各地方に支部が作られたのは戦争が終わってからなんじゃ。ちなみにわしは、10年前までは王都支部の受付をしてたんじゃよ。」
「へえ〜、そうだったんだ。」
リベールでの遊撃士協会の歴史を聞いたエステルは意外そうな表情をした。
「……その『百日戦役』の直前だ。魔獣の様子がやたらとおかしかったっていうのはな。」
「へ……?」
「なんじゃと……?」
アガットの説明を聞いたエステルとルグランが首を傾げたその時
ズドン!!
辺りを響き渡らせる轟音がすると同時に地面が激しく揺れた!
「な、なんじゃあ!?」
「な、なに今の!?」
「外だ……確かめるぞ!」
轟音に驚いたエステル達はギルドを出た。
〜ボース市〜
「ああっ!?」
エステル達が外を出ると、そこには巨大な竜がマーケットの屋根に乗っていた!
「はわわっ……」
「なんて大きさ……!」
「こいつは……竜か!?」
竜を見たティータは慌て、シェラザードは竜の大きさに驚き、ジンは竜がいる事に驚いた。
「はい……古代竜です!昔からリベールのどこかに棲息していると伝えられていましたが……」
クローゼはジンの言葉に頷きながら、不安そうな表情で竜を見ていた。
「お、大きい………ミント達が”竜化”した時の数倍の大きさはあるよ………!」
「うん…………きっと長い年月を過ごして来た証だね…………」
ミントは竜の大きさに驚き、ツーヤはミントの言葉に頷いた。
「………まさかこのような竜がこの世界にいたなんて………!」
「…………あの竜、”邪竜”ほどではないけど、かなりの力を秘めているよ………少なくても魔神一柱分ぐらいの強さはあると思う。」
プリネは竜を見て信じられない表情をして、リタは真剣な表情で竜を見ていた。
「いやはや、たまげたねぇ。」
オリビエは感心したような言葉を言いながらも、真剣な表情で竜を見ていた。
「まさか……こいつも『結社』の仕業か!?」
アガットが竜を睨んで言ったその時
「……まあ、否定はすまい。」
アガットの言葉に答えるかのように、銀髪の青年――レーヴェがいつの間にか、ボースマーケットの上にいた。
「!!」
レーヴェを見たプリネは驚いた!
「あ……!」
「てめぇは……!?」
「特務部隊隊長、ロランス・ベルガー少尉!」
一方エステルも驚き、アガットはレーヴェを睨み、シェラザードはレーヴェを睨みながら、かつてレーヴェ
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