第61話
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がギルドに向かったその頃、エステル達は手配魔獣を見つけ、武器を構え始めていた。
「?おい、エステル。何で武器を構えないんだ?」
アガットは武器を構えていないエステルを見て、首を傾げて尋ねた。
「あ、うん。………何か、魔獣達の様子がおかしくないかな?」
「何……?」
エステルの言葉を聞いたジンが手配魔獣達を見ると、魔獣達はどこか様子がおかしく、同士討ちをしたり、自分で自分を攻撃していた。
「一体どうしたんでしょう……?ただ事ではないですね……」
「…………ま、俺たちにとっては都合がいい。混乱している間にとっとと決めちまうぞ。」
クローゼの言葉を聞き、少しの間考えていたアガットだったが、気を取り直して武器を構えなおした。
「あ、それなんだけど、ここはあたしに任せてくれないかな?」
「あん?何をする気だ?」
エステルの提案にアガットは尋ねた。そしてエステルは腕輪が装着されてある手を上げて、叫んだ!
「力を貸して…………カファルー!!」
すると腕輪が光り、腕輪から大きな光の球が出てきて、そして光の球はエステル達の目の前に来た後、光の球はカファルーになった!
「グオオオオオオオオオ―――――!!」
召喚されたカファルーは辺りを響き渡らすような雄たけびを上げた!魔獣達はカファルーに気づき、驚きのあまり固まった!
「なっ!?コイツはあの時の………!」
「獣の”魔神”か!」
カファルーを見たアガットとジンは驚いた!
「カファルー!あいつらをやっつけちゃって!!」
「……………」
エステルの指示に頷いたカファルーは翼の部分にすざましい炎を纏わせて飛び上がり、そして――
「グオオオッ!!」
翼をはばたかせ、すざましい炎の翼の形をした衝撃波――獄蓮の翼を放った!カファルーが放ったクラフト――獄蓮の翼を受けた魔獣達は焼き尽くされて消滅し、さらに魔獣達がいた場所はカファルーの攻撃のあまりにもすざましい破壊力によって音をたてて、崩れ落ちた!
「「「「………………………」」」」
カファルーの攻撃の威力を見たエステル達は信じられない表情で翼をはばたかせ、滞空しているカファルーを見ていた。そしてカファルーはエステルの目の前に降り立った。
「……………」
「え、えっと……ありがとう?とりあえず、今はもう、あたし達の敵はいないから休んでもらっていいわ。」
「……………」
戸惑いながら言うエステルの言葉に頷いたカファルーは光の球になって、腕輪の中に戻った。
「あ、あはは………予想以上に凄かったわね、カファルー。ちょっと、やりすぎたようだけど………」
カファルーが腕輪の中に戻った後、エステルは冷や汗を垂らし
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