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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第155話
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成させた船の処女飛行に乗せて頂けるなんて、感激ですわ……!」

マキアスとセレーネは明るい表情でオリヴァルト皇子を見つめ

「ついでという話ですが……このまま帝国全土を回られるおつもりですか?」

ガイウスは静かな表情で尋ねた。



「うむ、帝国各地の緊張を少しでも和らげられるようにな。そして―――”帝国解放戦線”とやらにも睨みを利かせたいと思っている。」

「あ……」

「確かに………飛行艇も使ってたし。」

「そんなの見つけたら、また撃ち落せばいいだけじゃない、キャハッ♪」

「そんな事ができるのはエヴリーヌさんだけですよ……」

アルゼイド艦長の話を聞いたエリオットは呆け、フィーは真剣な表情になり、不敵な笑みを浮かべて言ったエヴリーヌの言葉を聞いたツーヤは呆れた表情で指摘し

「情報局や鉄道憲兵隊も動いていると聞いていますが……この艦なら、それとも違う形で彼らの動きを牽制できそうですね。」

リィンは真剣な表情で推測した。



「フッ、一石二鳥どころか三鳥四鳥といった感じだろう?ボクも気が向いた時には気晴らしに乗せてもらえるし。いずれは帝都上空での『空中リサイタル』なんかも企画したいところだねっ!」

オリヴァルト皇子の発言を聞いたリィン達は冷や汗をかき

「―――まあ、このタワケの世迷言はともかく……この艦ならばルーレまで一時間もかからぬだろう。」

「しばし艦内でくつろぐといい。機関室などの機密エリア以外は自由に見学しても構わない。」

ミュラー少佐とアルゼイド艦長はそれぞれ説明した。



「ありがとうございます。」

「その……お言葉に甘えさせていただきます。」

「そう言えばレン。どうして貴女がカレイジャスの処女飛行に乗船しているのかしら?」

ある事が気になったプリネはレンに尋ねた。


「うふふ、レンが乗船しているのは処女飛行で”エレボニア帝国の皇族であるオリヴァルト皇子に招待されたメンフィル帝国の皇族も乗っている”という事実で、エレボニア帝国民達にエレボニアとメンフィルが友好関係を強めようとしている事をアピールする為よ。」

「なるほど……」

レンの説明を聞いたリィンは納得したが

「……どう考えても怪しい。”殲滅天使”がそんな殊勝な目的で乗り込むなんて、滅茶苦茶違和感があるし。」

「そうだよねー。通商会議ではギリアスのオジサンとカルバードの大統領を嵌めた人がそんな事を考えているなんてありえないよねー。プリネの話だと列車砲の配備場所についてもエレボニア帝国と緊張状態に陥ってもおかしくない場所を提案したのも”殲滅天使”だそうだし。」

「フィ、フィーちゃん、ミリアムちゃん……レン姫を相手にそんな言葉遣いをす
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