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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第二話 昇格試験 アクシデント
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昇級試験、出会った三人。

それぞれの思いを胸に、若き魔導師達は試練に立ち向かう。



魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者、始まります。




outside

スタートの合図と同時に数十メートルを駆け抜けたティアナは、アンカーガンからロープを打ち出した。

ロープがビルの外壁に当たり、魔法陣が現れる。ロープはそのまま壁に固定される。

「飛ぶわよ!スバル、アスカ!」

ティアナは二人に合図を送る。

スバルはウンと頷いてティアナの腰に手を回した。

ティアナがロープを巻き戻し、スバルを抱えて空中へ飛び出す。

そのままショートカットし、スバルは目的のビルの中に、ティアナはロープを伝って屋上に駆け上がる。

「へー、考えたなぁ」

その様子を見ていたアスカが感心したように呟く。

「って、見物しててもしょうがないし、行きますかっと!」

ストレージデバイスを構えたアスカは、魔法を発動させた。

「エリアル・ウォーク!」

アスカの足下、正確には靴の裏側に張り付くように魔法陣は発生する。

「そらよっと!」

そのまま普通に走り出すように、アスカが空中に躍り出た。

「エリアル・ダッシュ!」

更に魔法を重ねる。

空中に駆け出したアスカは、スバルが突入したビルに飛び込む。

アスカの空戦適正はCランク。

これは空中に浮く事ができる事。そして、補助魔法がなくて低速移動ができると言うレベルだ。

エリアル・ウォークは空中を歩く魔法で”飛ぶ”とはニュアンスが違う。

エリアル・ダッシュは100メートルほどの短距離を直線状に高速移動する魔法である。

この二つの魔法を組み合わせて、アスカは空中を大雑把に移動できるのだ。

「速い!」

ビルの上からそれを見ていたティアナが唸る。

「足が速いってのは、ダテじゃなさそうね」






アスカside

ダッシュでビルに飛び込んだオレは、目の前でスフィアをドッカンドッカンぶち壊しているスバルを目にする。

……いやさ、女の子なんだから、その迫力ある攻撃は如何なものかと。

しかもさ、オレが飛び込んできてスバル自身はビックリしているのに、リボルバーはまるで別の生き物みたいにガンガンスフィア狙って行くし。

っと、呆けている場合じゃねぇや!

「こっちも負けてらんねぇぜ!インパルス・グレイヴ!」

オレは数少ない手持ちの攻撃魔法を発動させる。

杖型のデバイスの先から、白い薙刀のような魔力刃が生えてくる。

これがオレの切り札、インパルスグレイヴだ。

切れ味抜群の魔力刃を使って、オレはスフィアをまっぷたつにする。

オレ
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